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2008/07/13

こんなのおかしい!青年の働かされ方を考える交流集会

20080713142820 暑い一日でしたねえ。午前中はよく寝て、午後からは、横須賀にはいかずに、就職連絡会が開催した「こんなのおかしい!青年の働かされ方を考える交流集会」に行ってきました。60人近い参加で、半分は教員、半分はそれ以外の人でした。前半は、SHOP99の原告・清水さん、東京介護労の野村さんなどによるシンポジウム。あらためてモノのようにあつかわれる若者の働かされ方についていろいろ考えさせられました。話のなかでも出てきたことでもあるのですが、埼玉のある高校(普通科の困難校)でのアルバイトのアンケートには、いろいろ考えさせられたところです。日高教新聞には掲載されているそうです。高校生のほとんどは家庭学習をしない。7割以上が週にかなりの日のアルバイトをしている。夕方から夜にかけてするわけですから、当然、部活も家庭だんらんもありません。寝るのもおそくなります。では何のためにアルバイトをしているのか。家計補助というのもありましし、多いのは小遣いであり、将来のためというのです。本来、それは親の賃金に組み入れられるべき項目です。高校生たちは忙しい日々を送り、本来の高校生活で経験しなければならないことができずにいるのも事実でしょう。

 後半は分散討論。ちょっとおもしろかったのは、高校生たちに労働権をおしけなければならないけれど、それだけでいいのかとためらうという議論。つまり、いまの労働の実態のもとで、権利を知るだけでは、逆につらさを感じさせるのではないのかという点です。もちろん労働権を教えることは不可欠な課題ですけれど、いま若者たちとの関係で考えなければならない、なかなか重要な問題を示しているとも感じました。

 討論を聞きながら、貧困と連帯ということを考えた。労働の実態ではここではこんな話があるとか、いろいろ出される。ともすれば、そうはいってもここのほうがひどいという感覚におそわれる。「貧困」とは何か、政治が責任をもって解決すべき問題は何か、などかならずしも社会的な合意がなされているわけではない。というか、案外、この合意がむずかしい。しかし、ここの問題を曖昧にすれば、結局は、分断されるだけに終わる。たぶん、2重のつみかさねが必要なのだろうなと思う。つまり、ボクたちが、共感したり、尊重したり、連帯したりする問題のとらえ方、つまり、社会的な合意にむけて大いに討論するという積み重ねと、そうはいっても、まずこの点は緊急に、政治の責任で可決すべきだという合意、確認の積み重ね。そういうなかで、連帯というものが強く、広がっていくのかなあなどと。「自己責任」論にとらわれないために、そして、問題を解決していくために、そんなことをボヤーっと考えたりした。

 いつものWさんやT大学のU先生、介護労の人や、埼高教や日高教の先生たちといろいろ議論をすることもでき、ちょっと、問題意識をふくらませた一日でした。

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