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2008/06/29

子どもの貧困のとらえ方

 今朝は、少し遅くまで寝て、それから、つれ合いといっしょに、ある研究会に参加してきました。子どもの貧困ということがテーマでした。研究者の方、子どもの福祉にかかわる現場の方、いろいろな方の話を聞くことができて大いに刺激になりました。発言で提示される、貧困のとらえ方、そして実践のなかでつかまれた論点は、それぞれ、たいへん勉強になりました。

 もともと「貧困」という問題は、定義をふくめ、それをどうつかむかということは難しい問題です。しかも、子どもの貧困は、家族制度の問題などに一貫して隠されてきた問題でもあるわけです。この間、本や雑誌で紹介されるようになったいろいろな子どもの貧困にかかわる事例は、一つひとつ大事なことを示していると思いますが、そうした事例のなかにある本質的な問題とは何なのか、ここをつかむのも難しい点です。まだまだ、頭の中がスッキリしているわけではありません。そんなことを前提にしながら、今日、考えたこと。

 1つは、研究会でも議論の中心であった子どもの貧困をどうつかんでいくかという問題。その対策の緊急性や、国民的な合意をつくるために、社会的な認識をどう変えるかなども含め。
 2つは、貧困にかかわって出てくる、自己責任論は、子どもの問題では、家庭の責任という形で提示される。この自己責任論をどう考え、どう打ち破っていくのかは、独自に考えるべき問題もありそうだ。

 3つ目は、貧困をやっている人は、まず貧困の大切が大事だという。それは確かにそうで、そこのことは、緊急にすすめなければならないのだけれど、そうはいっても、同時に、社会全体のあり方そのものは論じなければならないとは思う。そうでないと、国民的合意ということに視野を広げたりできないし、自己責任論との関係でも重要だ。貧困と教育の問題でも、問題を全体の視点からつかまないと見えない問題もある。同時に、たとえば教育全体の問題としてとらえたとき、これだけ子どもをめぐる状況が大きく変化している時代にあって、逆に、当の貧困にある子ども自身に降りかかる問題で、見えていなかった問題が見えてくるという気がしている。ただ、このあたりは、あまり論じられていないように思う。

 会場で、何人かの研究者の方や現場の方と話をした。
 いくつか読んでみたい本や論文の見つけた。いろんなことを勉強したいと思った一日だった。

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