« 日米合同委:「米兵の全脱走兵を通報」で正式合意 | トップページ | 自殺本気で考えた」2割…内閣府調査 »

2008/05/16

パブコメと「靖国」派

 パブコメという制度の現状について、今日の朝日がちょっとした記事をのせていた。パブコメというのは、「公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)に、意見・情報・改善案など(=コメント)を求める手続をいう」(Wikipedia)。

 そこで注目されていたのは、3月28日に官報告示された新しい「学習指導要領」ができる経過。2月15日に改訂案が出されたわけだけれど、最終的な要領には大きな変化があった。とくに大きな変化は、いわゆる「愛国心」。改定案の総則は「伝統と文化を継承し、発展させ」と控えめな表現にとどめていたものが、「我が国と郷土を愛し」との文言を書き加えている。根拠とされているのは、「改悪」教育基本法の「我が国と郷土を愛する態度を養う」という項目だけれど、基本法の際には、いろいろな議論があって、「態度」というものが教育目標になった経緯がある。ところが、学習指導要領の教育目標は、「愛する」ことそのものが目標とも読める。

 問題は、この変化の背景に、朝日の報道によれば、教育再生機構や日本会議の運動があったことが推測できるというのだ。たしかに、教育再生機構のHPには、しっかり学習指導要領のパブリックコメントのためのひな形まで掲載されている。この文面とにた意見が、2000前後文部科学省に届けられたとか。結果として、上記のように、教育基本法のさいの公明党との合意の域をこえたものになってしまっている。

 正直、だれもが予想していない展開で、こうした結果となった。まだまだ、「靖国」派の動きは軽視できないし、それをよろこぶ政治勢力が少なくないのだろう。また、そうした動きを当面、よしとするような新自由主義派も小さくはないのだろう。ということなのだと思う。

 パブコメは、なかなか不完全な制度とも言えるのかもしれないけれど、ボクらももっと意見を表明すべきだということも肝に銘じるべきなのだおるかな。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« 日米合同委:「米兵の全脱走兵を通報」で正式合意 | トップページ | 自殺本気で考えた」2割…内閣府調査 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/41229182

この記事へのトラックバック一覧です: パブコメと「靖国」派:

« 日米合同委:「米兵の全脱走兵を通報」で正式合意 | トップページ | 自殺本気で考えた」2割…内閣府調査 »