四川省の死者1万4千人に 2万5千人が生き埋め
ただ心配はつのるばかりだ。ボクらの想像を超える規模、内容の地震、想像を超える被害。
四川省の死者1万4千人に 2万5千人が生き埋め(朝日新聞) 2008年05月14日21時10分中国四川省で12日に起きた大地震で、四川省政府は14日、同省内の死者が1万4463人に上ったことを明らかにした。生き埋め、行方不明者は合わせて2万7千人を超えた。生存率が下がる「発生後72時間」が迫っているが、救助作業は進んでおらず、犠牲者が急増するとみられる。 …
日本から見て、四川省の手前には重慶がある。重慶は上海などと同じく特別行政区なので省には所属していない。かつて、日本陸軍が、南京を攻めたとき、ときの国民党政府は、首都を重慶に移した。しかし、日本陸軍は、それを追撃することはできなかった。重慶や四川省の至る道には数多くの山岳地帯があり、難所がある。名画に描かれているような山岳もたいていはこの地域に存在する。そのぐらい、四川省は、「僻地」なのだ。こうした地域での災害だから、当然、さまざまな困難があることは容易に想像できるし、もともと、経済発展のなかでの格差などで、この地域がどのような課題を抱えていたのかも想像できる。
日本のテレビの報道などは、中国政府が、被害実態を隠しているとか、いろいろな論評をする。それが真実かどうかはボクは知らないけれど、少なくとも、いま国際社会や日本に求められているのは、効果的な支援だ。あれこれ論じることではなく、もっと、支援のための知恵を出すことなのではないのだろうか。
つれあいのところには、中国の知人から様子を知らせるメールも届いているようだ(わが家もいつのまにか国際的になったものだ)。その知人からも、日本の支援が求めている。それが、中国の実際の声だと思う。少なくなくとも、この間は経験したことのない種の災害である。それにどう立ち向かうのか。ボクらもできることを考えたいし、専門家の知恵の結集を期待したいものだ。
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