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2008/05/10

雨宮処凛の闘争ダイアリー

Detail_book01 本屋にいったときに、突然、雨宮処凛の本を読みたくなって、衝動的に買って、一気に読んでしまった。十分すぎるほど面白い一冊だった。
 まあ、登場する政党が、貧困や雇用の問題で、一貫した態度をとれなかったところには茶々を入れたくなる(笑い)。一貫した態度をとった政党は、なかなか人付き合いが悪いのかなあと、心配したりもする(爆)。何て言うのは、冗談として。

 彼女は、ほんとうに、センスのある人だと思う。センスとはなんだろうかと考えながら読んでいた。センスとは、生来のものでは決してなくて、現実に近づいて、現実をまるごと見る力ではないのかと思う。隠されたものを見る力…。同時に、現実を見れば大事なことがわかる。たとえば、貧困とたたかうためには、条件がある。学ぶ(知る)こと、つながること。そして、何よりも、自分のことを認めること。仲間のなかで、安心でき、自分を自分として認めることができ、自分のことを語り、表現できるようになること。彼女が表現と言うことにこだわるものそういうことだと思う。彼女たちの表現は、ボクらから見れば、ちょっとついていけないところもあるけれど、でも、やっぱりありなんだと思う。ここのところが、実は、案外、十分に共通されていないようにも思う。そこまで、現実に近づいているというのが彼女のセンスの正体なんだと思う。 

 一言で言えば、エン・パワーメントかな。実際には、ボクらだって、傷つき、耐え難い思いを抱えるときって、たくさんある。闘うためには、休むことも、力をたくわけることも必要なんだから。ちょっと、力をもらった気がする一冊でもあった次第。

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