異例!ドキュメンタリー「靖国」が、公開直前に上映中止決定!
今日、新聞を読んで、いったい何がおこっているのか、すぐには正直理解することができなかった。そんな信じがたいニュースでもある。
異例!ドキュメンタリー「靖国」が、公開直前に上映中止決定!(eiga.com 映画ニュース)靖国神社を題材としたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」を4月12日から上映する予定だった銀座シネパトス(東京都中央区)、シネマート六本木(同港区)、Q-AXシネマ(同渋谷区)、シネマート心斎橋(大阪市中央区)の4つの映画館が相次いで上映自粛を決定。3月31日、同作を配給するナインエンタテインメント、アルゴ・ピクチャーズが発表した。
同作については、すでに新宿バルト9(東京都新宿区)が上映の取り止めを決定していたが、さらに上記4館が上映自粛を決定したことによって、予定されていた公開劇場がなくなるという異例の事態となった。…
映画「靖国 YASUKUNI」そのものは、日本・中国・韓国の3カ国による合作映画で、日本在住19年の中国人リ・イン監督が、8月15日の終戦の日の様子や、ご神体「靖国刀」の鋳造を再現する刀匠の姿など、靖国神社にまつわる様々な事象を10年間に渡り取材し、完成させたもの。各地で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど、真面目につくられた映画だと聞いている。
ことのおこりは、「靖国」派の稲田議員らが、同作が文化庁の所管法人から助成金を得ている事に対して、「政治的に中立な映画なのか」と疑問を呈し、国会議員向けに試写会が開かれたこと。彼らは、内容を検討して問題にするという主旨の発言をおこなっていたけれど、政治家が芸術・文化の内容について個々に発言することはあり得ても、少なくとも権力をかさにきた介入にならないように、慎重であるべきで、今回の事態の一義的な責任は、こうした政治家の発言と実質的な「介入」にあることは言うまでもないことだと思う。
同時に、映画館などが、、「近隣に迷惑がかかる可能性があるため」などの理由から、括弧付きの「自主規制」を行ったことも大きな問題。まさに、「日本社会における言論の自由、表現の自由の危機」というべき事態となってしまった。
沖縄戦などで一定の役割をはたした(とまでは言えないか)メディアも、この問題では、この間の経過では十分な役割をはたせているとは言えない。ほんとうに「表現の自由」を守るような国民的議論がおこらなければならないし、そのことを期待する。メディアの役割も大きい。
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