日銀人事で異例の応酬 今国会初の党首討論
せっかく党首討論という制度があるのに、なかなか行われないこの制度。しかも、おもしろくない(笑い)。少数政党の党首にも、時間をあたえたらいいのにと、やはり思うのだけれど。
日銀人事で異例の応酬 今国会初の党首討論(東京新聞)福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表による今国会初めての党首討論が9日行われた。首相は「ねじれ国会」での綱渡りの国会運営にいら立ちをあらわにし、日銀正副総裁人事案をめぐる民主党の対応に不満を爆発、異例の激しい応酬となった。低姿勢路線を続けてきた首相が攻めに転じた格好で、小沢氏とのパイプが途絶えた現状への焦りが見えた。…
福田さんは、参院選挙で自民党政治は審判を受けたということに、驚くほど無自覚ですね。なぜ、民主党が近づいてくれないのかという苛立ちだけが全面に出て、見苦しいですね。ここまで、政治的感覚がないのかとは驚きでした。
一方の小沢さん、いろいろ言うけれど、その主張が薄っぺらい。日銀総裁の問題でも、大蔵省の既得権というばかりで、そうした人が日銀総裁・副総裁につくということが、国民にとってどう不利益なのかという深い主張がないのですね。官僚の特権をくり返すばかりです。
ボクは、民主党は、たとえば参院で衆院に倍する審議時間を自民党に保障させて、もっと国民の向かって、審議で訴えればと思うのですが、どうもこの党は、そうしたことは苦手なようですね。
実は、国のあり方という深い筋で、議論がなされることはないのですね。ここに今の政治のゆきづまりがあるのだと思います。福田さんにも小沢さんにも、大きな、国のあり方を問うものがないから、そこに集まってくる人たちにも大義があるわけではなく、目先の利益で右往左往という感じ。だから、求心力も直ぐになくなり、政治は溶解状態という感じです。こうした政治状況は何とかしなければなりません。
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