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2008/04/06

記憶の遺産~アウシュビッツ・ヒロシマからのメッセージ~(感想)

 今日の午前中、この番組を見ることができた。

 現在、登録されている世界遺産は851件。その中に、「記憶の遺産」と呼ばれる特別な遺産がある。  アウシュビッツ(ポーランド・ナチス強制収容所)とヒロシマ(日本・広島原爆ドーム)。この2件はいずれも第二次世界大戦で人類未曾有の大量殺戮が行なわれた悲劇の舞台で、他に例を見ない。  人類の輝かしい文明が生み出した遺産が評価の対象とされてきた中で、なぜ、これらは登録されるに至ったのか。そこには、人間のどんな歴史や思いが込められているのか。  フランス・パリのユネスコ本部に残る世界遺産委員会文書からは、このふたつが人類全体に普遍的警告を発するための「記憶の場所」として、各国代表がどのような議論を交わしたかが浮かび上がる。  番組は、アウシュビッツ解放63年めの記念日に立ち会う。奇跡的な生還をとげた元囚人らの証言を交え、博物館として記憶を後世に伝えようとする意志と取り組みを描く。  ヒロシマでは、世界遺産登録時に問題となった「原爆投下」をめぐる国際的な議論をひもとき、原爆ドームが象徴する核廃絶に向けた祈りが世界に向けて開かれてゆくための道を探る。また、「韓国のヒロシマ」とよばれる街・ハプチョンにも取材。戦後、長く「忘れられた被爆者」であった人々を訪ね、記憶を閉ざされて来た彼らが今、どのようなメッセージを投げかけているのか、描いてゆく。

 アウシュビッツの映像は何度か見たことがある(ぜひ、いって見たいですね)。生き残った囚人の話には釘付けになった。このアウシュビッツの「記憶」とりくみがヒロシマの遺産登録につながる。そのとき、中国とアメリカの反対に直面する。アジアに多大な被害を及ぼした日本の歴史認識が大きな壁となる。その問題を「韓国のヒロシマ」をとおして、番組は考える。
 “韓国のヒロシマ”ハプチョンの話は、ボクは、この地を何度も取材しているジャーナリストの方から、話を何度か聞かせていただいたことがある。しかし、それ以上に、この地に生きる被爆者の証言は心に響いた。
 「記憶」ということのとりくみ、その意味について、それを人類の遺産としてとたえる「世界遺産」のとりくみ。いろいろ考えさせられた番組だった。

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