犬山市のみ今年も不参加=私立の受験率も低下-全国学力テスト
来月4月22日に、2回目の全国学力テストがおこなわれる。ただし、1回目の学力テストがいったい何をもたらしたのかについて、十分な検証が、メディアでも、学問レベルでも十分におこなわれているとは言い難い。昨年末から、ことし初めにかけて、何冊かの雑誌で、特集を組んでいるけれど、いったい何をそこから学ぶ必要があるのだろうか。十分に読みこなせていないことに、反省させられるのだけれど。
犬山市のみ今年も不参加=私立の受験率も低下-全国学力テスト(時事通信)文部科学省は12日、4月22日に実施する全国学力テストに参加表明した学校数(2月現在)を発表した。昨年同様、愛知県犬山市内の14校を除くすべての公立小中学校が参加する一方、私立の参加校は昨年より減った。
国立は157校すべて、公立は小中合わせ3万2060校が参加する。一方、私立は小中計472校で、昨年同期の539校を下回り、私立全体の参加率も61%から53%に下がった。
くわしいデータはここ。私学が大幅に参加が減ったのは、何を意味するのだろうか。少なくとも、このテストの教育的な意味が(あるとすればの話だけれど)、あまり承認されていないということの証左なのだろうとも感じる、上意下達で言うことを聞く公立学校だけは参加する。それでも犬山の抵抗は続く。
教育と子どもたちの傷が大きくならないためにも、あいまいにせずに、議論すべき問題なんだけれど。
« 米兵不起訴をめぐる議論と毎日「記者の目」 | トップページ | 全学年で習熟度別指導を=橋下府知事 »
「教育」カテゴリの記事
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
- 前衛7月号ができています。(2025.06.09)
- 平和教育「とても有意義」「良かった」が過去最高88・1% 基地への抵抗感はやや薄れ アンケート と 自民・西田議員の「ひめゆり」発言、生徒の8割が知らず 沖縄県立豊見城高 平和学習講師「戦後史を学ぼう」(2025.06.06)
- 基本合意15周年記念フォーラム と 厳しい低所得層、子どもの進学「困っている」4割 ひとり親世帯調査(2025.06.05)
「政治」カテゴリの記事
- 全米各地でトランプ氏に抗議デモ 「王はいらない」大合唱(2025.06.15)
- 【ジェンダーギャップ指数】日本、2025年は世界118位で前年と同じ 政治分野は後退(2025.06.13)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 教員の働き方改革 「現場を無視した議論」 教育委員会が憤る理由(2025.06.11)
- 社会の底が抜けたような状況に、論壇誌は(2025.06.10)
コメント