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2008/03/22

夜スペ その後

 最近、何かとメディアへの露出が高い藤原校長。和田中の夜スペはいったいどう受けとめられているのだろうか。いろいろ疑問の多い、このとりくみだけれど、どんな意見が「世の中」にはあるのだろうかと、考えたくて、「杉並区立和田中の『夜スペ』って?  問われる学校の役割」という集会に参加してみた。ふだん参加する集会とは若干ちがう毛色の集会である。

 シンポジウムのパネリストは、藤田英典さん(国際基督教大学教授)、菅原明之さん(全国学習塾常任理事)という「朝日」で発言した2人に、たぶん東京教組の現場教員。実は、ボクのもっていた案内は開始時間が30分まちがっていて、結局、30分おくれの参加。最初の発言は、半分ぐらいしか聞けなかったけれど。もちろん、夜スペにはかなり批判的な集会。最初の発言は、だいたい予想どおりのものだっかけれど。ただ、藤田さんの発言を聞いていて、現在の受験競争の「激化」という問題を考える。ちょっと前まで、自分の子どもが高校受験の当事者であったわけで、子どもがとにかく元気であればみたいな感覚が強くって、あまり冷静に受けとめていたわけではない。夜スペをとおして、あらためて受験競争というものを捉えなおしたとき、その異常さを考える。

 結局、集会には、和田中の当事者の父母や教員が来て発言するということは、なかったけれど、杉並の方が何人か発言されていて、とくに、和田中の父母や生徒とかなり近い場にいる方の発言があり、それはなかなか貴重なものだった。
 たぶん、明日ぐらいから、メディアをにぎわすだろうけれど、和田中は、現在、PTAが区のP連から脱退するという話が校長主導でもちあがっている。まあ、P連脱退みたいな話は、ボクも経験したことがあるどこにでもありそうな話かもしれないけれど、それに関連して、現役の父母から、「助けてください」という、校長とPTA会長の一方的な運営を批判する告発状が出まわっている。実際に、話を聞いてみると、脱退は1年間の試行に落ち着いたよう。その主導的役割は、やはり校長がはたしたということ。
 どう考えても、意見の相違が生じるこの問題で、十分な議論や説明があったとは言えない。結果的に、かなりのほころびが生じているのは事実なようだ。父母の間での不協和音、生徒の間に生じる「特権意識」…。あらためて、大手進学塾「サピックス」というところが、この夜スペをになっているということの意味をよく考えてみる必要があるのではないだろうか。
 「夜スペ」というものがつくりだした傷は、ボクらの予想以上に大きいということは言えそうだ。学校とは、教育とはどうあるべきか。投げかけた問題を考えていきたい。ただ、議論を聞いていて、すごく疲れた。どうしようもなく、悲しく、落ち込んだ。議論には、同時に、十分な子どもの存在や親の実際の願いが反映されているわけではない。どうしようもなく、この問題の議論はむずかしい。

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