NHK経営委員会って何だ?
NHKが引き続き揺れている。これは昨日の出来事だけれど、
菅原氏がNHK経営委員辞任=所得隠し「重い責任」 (時事通信)NHK経営委員会の菅原明子委員は31日、同日付で委員を辞任する意向を明らかにした。
菅原氏は、所長を務める会社が東京国税局の税務調査で約1億5000万円の所得隠しを指摘された。菅原氏は「NHKが重大な転機を迎えている今、関係者に多大なご迷惑をお掛けしたことに重い責任を感じている」とコメント。所得隠しについては、既に修正申告と納税を済ませたという。
菅原氏は2002年12月から経営委員を務めていたが、昨年12月、NHK会長の選任をめぐり、古森重隆委員長(富士フイルムホールディングス社長)の議事運営が独断的と批判していた。
NHK経営委員というのがどういう役割の役職なのかは、NHKのHPにある。辞任した菅原さんは、古森委員長に反対する立場にあったところがまた微妙だけれど、委員のプロフィールを見ると、みなさん、あまり国民の代表という感じではない。むしろ、財界の代表と学者のあつまりという感じ。
HPだけでは、もう1つ何をやっているのかよくわからないし、不透明さは、報酬にもあらわれている。「委員は、勤務の日数に応じて相当の報酬を受けます。現在は、1日あたり39,600円となっています。旅費やその他業務の遂行にかかる経費は実費が支給されます。」とある。数年前、NHKで不祥事が続いたとき、この経営委員の報酬が問題になったことがある。そのとき株主オンブズマンが、「NHK経営委員の任務放棄と報酬の『怪』」という文章を発表している。そこでは、「経営委員の報酬は1日55,000円で、『会議手当は日額をもって定め、会議ならびに打合せの勤務日数に応じて支給する。』とあった」。そのときの、「2004年度の経営委員の報酬として総額金84,345,000円が支給されている」とあった。経営委員長で800万円~900万円、一般の経営委員で600万円~700万円になる。これが批判をうけて、単価が下がったわけだが、実際に、いくら払われているかよくわからない。そもそも勤務の実態を明らかにする文章が公表されていないからだ。月2回の会議が基本の役職に、現在でも相当の金額が支払われていると言われている。
トップがこのような状況で、はたして、不祥事の解決などができるのかと頭を抱えてしまう。
NHK市民の会などの団体もあるけれど、もっとNHKに対して、ボクらは声をあげるべきだと思う。
ボクは、よくNHKの番組を見る。だからNHKの受信料を真面目に払っている(笑い)。そのぶん、きっちり発言しなければとも思う。
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