« 二男の修学旅行 | トップページ | 派遣先メーカーにも賠償命令=労災死亡事故訴訟-東京地裁 »

2008/02/13

[名ばかり管理職]電話相談に5時間で130件

 日本の経済社会のことをよくルールなき資本主義といいます。まあルールのある資本主義とはなんぞやという質問も聞こえそうですが、ここにはある意味、むき出しの利潤を追求する資本の論理があらわれているということなのだと思います。マルクスの『資本論』がもっとも、再現されているのがいまの日本かもしれません。

[名ばかり管理職]電話相談に5時間で130件(livedoor)

 店長など管理職の肩書が付くだけで残業代などが支払われない問題で日本労働弁護団は11日、「名ばかり管理職110番」を実施した。日本マクドナルドに対し、店長に残業代を支払うよう命じた東京地裁判決を受けて行い、約5時間で130件が寄せられた。
 東京都の金型製造の男性(19)からは、高卒1年目で管理職にされ、基本給13万円に1万円の手当が付き、毎日2時間以上の残業代は出ていないとの相談があった。茨城県のコンビニ店長(42)は定時にタイムカードを押してから残業、休日出勤の際はタイムカード自体は押さずに働いていると訴えた。店長になり年収が下がった。
 千葉県の女性の夫は、建設・土木関連の仕事で現場監督をしていたが、月5万円の役職手当だけで、月110時間残業し、今年1月に過労が原因で自殺したという。男性は妻に「おれが死んだらタイムカードを見たら分かる」と伝えていた。

 19歳で管理職という働しれ方をして、そこではまったく自身による労働時間の管理もできない。そして残業代を払わない。労働基準法の「管理監督者」というものを悪用した、ほとんど詐欺ですね。これは。

H20080216 ちなみに、今週の『東洋経済』の特集は、「雇用漂流」です。『雇用融解』の風間さんの手によるものだけに、注目です。「非正規労働が支えるニッポンの真実」というサブタイトルで、先の偽装管理職までふみこみます。
 目次は、

グッドウィル折口帝国崩壊!自滅もたらした日雇い派遣
労働現場にはびこる「3つの偽装」の実態
偽装請負/偽装雇用/偽装管理職
COLUMN
 非常勤職員が労働局を“告発”
 低賃金・解雇自由は昔の話、中国労働契約法の衝撃度
 攻勢かけるリクルート 業界再編がいよいよ加速
INTERVIEW
 柏木 斉/リクルート社長
自由化か規制強化か 法改正で労使全面対決
わたしはこう考える
 福井秀夫/政策研究大学院大学教授
 濱口桂一郎/政策研究大学院大学教授
 後藤田正純/自民党衆議院議員
 山田正彦/民主党衆議院議員
誌上対論
 草刈隆郎/日本経済団体連合会副会長
 高木 剛/日本労働組合総連合会会長
This week's data
 年齢が上がっても増えない非正規社員の年収

 人選や対論は、もっと対決点をクリアに出すものにしてほしかったとは思いますが、実態をふまえる点はしっかりしているようですね。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« 二男の修学旅行 | トップページ | 派遣先メーカーにも賠償命令=労災死亡事故訴訟-東京地裁 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/40115249

この記事へのトラックバック一覧です: [名ばかり管理職]電話相談に5時間で130件:

« 二男の修学旅行 | トップページ | 派遣先メーカーにも賠償命令=労災死亡事故訴訟-東京地裁 »