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2008/02/29

新任女性教師、夢半ばの自殺…遺族が公務災害を申請

 今日は、少しだけアクセス数が持ち直している。なぜかと思ったら、「教師」「自殺」という検索でヒットしたようだ。以前に、新宿の新任教師の自殺について、書いたことがある。今日の新聞に次のような記事があったかただろう。

新任女性教師、夢半ばの自殺…遺族が公務災害を申請(読売新聞)

 「ごめいわくをおかけしました」と書かれたメモは、くしゃくしゃになった状態で見つかった 2006年に自殺した東京都西東京市の市立小学校の新任女性教師(当時25歳)の両親が28日、地方公務員災害補償基金東京都支部に公務災害の認定を申請した。
 教師になりたいという夢をかなえたばかりの女性は、学級内に続くトラブルに悩んでいた。「悲劇を繰り返さないよう、新任教師に手厚いサポートを」と両親は強く訴えている。
 …低学年を受け持って間もない5月中旬、学級内で万引きのうわさを聞いた。名前の挙がった児童の親に伝えると、「どこに証拠があるのか」と抗議を受けた。校長が親に謝罪して収まったが、後日この件について職員会議で報告を求められた。
 後に女性の部屋で両親が見つけた遺品のノートの切れ端に、女性の文字があった。「確証がないのに電話してしまい、保護者を傷つけてしまった」「校長や副校長にもご迷惑をおかけしました」。職員会議で謝罪した言葉の下書きだった。同僚の一人は「彼女が謝らなくても、と違和感を感じていた」と、遺族側の川人博弁護士に語っている。
 さらに7月ごろ、学級内で児童の上履きや体操着が隠され、保護者会の対応に追われた。7月中旬にうつ病の診断を受け、8月末まで休職した。9月に復職したが、学級内で起きた新たないじめなどの問題が続き、症状は悪化していった。…
 女性教師は10月30日に自宅アパートで首をつり、12月16日に息を引き取った。教師になって、わずか9か月だった。…

 学校現場が忙しくなり、新任教師へのケアができなくなっている。新任教師は最初から、ベテランと同じことをもとまれる。教師の自殺過労死との言える事態が新任教師のあいだに広がっていることが数年前から指摘されていた。私の住む市の近隣にある越谷市でも、同じ悲劇がおこっている。

 「教師」「自殺」という文字で、検索するだけでも、この1、2週間で、ほかに、「中学教師、授業の合間に校内で自殺か」と見出しをつけた、「宮城県登米市の市立中学校の中庭で7日午前9時ごろ、男性教諭(43)があおむけで倒れているのを同僚が発見、119番した。教諭は頭を強く打っており、病院へ運ばれたが死亡した。佐沼署は、職場の教諭のパソコンに生徒指導や人間関係に悩んでいたことを記した文章が残されていたことや現場状況などから、飛び降り自殺した可能性が高いとみて詳しく調べている」という記事にヒットする。岩手で、教師の自殺が公務災害だという判決が出ている。
 教師の精神疾患の増加が問題となって久しいが、確実に、教育現場の悲鳴は広がっている。一義的には、教育現場のこうした困難を放置している教育行政や、こうした教育行政の歪みをつくりだしている政治の責任が大きいことはいうまでもないけれど。教育現場が発信する、こうした問題は、社会のありようにかかわる問題として、私たちもちゃんと向き合わなければいけないのだと思う。

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