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2008/02/11

「建国記念の日」反対2・11集会

20080211153742 今年もいつものように2・11集会に参加する。とりあえず毎年の恒例であるが、それはそれで、気持ちを新たにする。落ち着いて考えてみると、この2月11日を建国記念の日とするのは、奇妙なことである。だいいち、その根拠とされるのは、いうまでもなく神武天皇即位とされるわけだが、この日が国家的なレベルで確認されたのは、紀元節をつくった明治以降のことである。ちなみに、現在の祝日法にも「建国記念の日 政令で定める日」とあり、実は法律では日にちは指定されていない。
 推進派の集会でも、日本の伝統の文化と言われるが、そこでいう伝統の多くは明治以降につくられたもの。ちなみに神武天皇を祀る橿原神宮もつくられたのは明治時代だ(ちなみに私の実家の墓はこの近くにある)。

 さて、今日の集会の報告者の一人めは林博史さん。「沖縄戦への教科書検定が問いかけるもの」と題して講演。そもそも「集団自決」をひきおこした原因から話をはじめ、「軍官民共生共死の一体化」の実態を紹介。私はたまたま、いま宮城晴美さんの『新版 母の遺したもの』を読んでいるのだけれど、その実態は、まさに軍と民一体の「玉砕」というのにふさわしい。さらに林さんは日本の侵略戦争の行き着いた先としての「沖縄戦」という角度からも説明。沖縄戦の指導者たちが、中国や東南アジアで何をしてきたのかという指摘はなかなか興味深い。こうして歴史事実の問題だけではなく、過去と現在の日本の戦争や人権に対するとらえ方の異常や常識のなさの指摘は大事な点だと思った。まあ、林さんの話の中身は、彼のHPで。

 続いて、小沢隆一さんが「憲法9条 過去・現在・未来」と題して講演。本人が帰りにいつもの話のつぎはぎと言っていましたが、おもしろかったのは現代のアメリカの戦争への加担がもつ意味を解明した部分。とくに現代のアメリカの戦争の特徴として①戦闘の短さに対し、その後の復興の遅さ、混乱の長さ、②被害の絶対的不均等、③圧倒的な軍事力、軍事基地網という点を指摘された点。これは参考になった。

 発言は、学習指導要領の改訂、教科書検定制度、そして学生の9条の会。それぞれ大事な問題が提起されたが、とくに学生の話はよかった。

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コメント

私は建国記念の日には反対しませんが、天皇制には反対です。なぜなら天皇制は日本国憲法のほかの条文と矛盾している点がたくさんあります。天皇が世襲制であることは、平等原理に反しています。天皇は皇居、皇族は元赤坂に住むことが定められており、職業選択の自由、居住および転居の自由が保障されていません。天皇・皇族には選挙権もありません。このような立場の人間が特定の家に代々受け継がれるのはあまりにもかわいそうです。皇族は公人になるか、私人になるかを選ぶ権利もなく、いやおうなしに公人として生きていくことを強いられています。端的にいえば、皇室には人権がなく、天皇制は非人道的な制度です。

天皇が日本国および日本国民統合の象徴とされているが、「象徴」ということもあって右翼などが愛国心高揚などのために天皇が政治的に利用しようとする可能性もあります。また、2008年におきた2chでの皇太子殺害予告は、社会への不満が日本社会の象徴としての「皇室」に向かっているものだと言えます。この事件は一種のテロで、皇室はテロの標的にもなりやすい存在で、はっきりいってかわいそうです。

天皇制は廃止すべきだと思います。ネパールは王制が廃止され、連邦共和制に移行されることが決まりました。日本も共和制に移行すべきではないでしょうか。


投稿: グリム伊藤公雄 | 2009/02/11 12:56

天皇制をめぐっては、タカ派は、かなり危機感をもっているようですね。西尾幹二の『皇太子さまへの御忠告』などはその典型です。天皇のほうは、良い迷惑だと思いながら、天皇家の存続に汲々としているのでしょうけど。

投稿: you→グリム伊藤公雄 | 2009/02/11 22:02

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