ちりとてちんと上方落語の常打ち小屋
ちりとてちんの草若師匠は、再び、上方落語の常打ち小屋づくりに奔走し始めた。ボクが関西にいたころは、落語の常打ち小屋などは夢のまた夢というよりも、芸人は、吉本と松竹芸能に分かれていて。まだ中座や角座もあって、そんな発想すらわかなかった。落語を堪能しようと思えば、落語家の勉強会に聞きに行くか、独演会、一門会に行くしかなかった。
実は、一昨年の9月に天満天神繁昌亭というものが作られている。市民から2億円もの募金を集めて、つくられた念願の常打ち小屋だ。ここが、人を集めて盛況だそうだ。それで、ついにこんなことがおこった。
吉本“戦後初”の落語定席(日刊スポーツ)吉本興業が4日、3月3日から大阪市北区のうめだ花月で、平日昼の落語定席「梅田花月 花形落語寄席」を始めると発表した。笑福亭仁鶴(71)月亭八方(59)桂きん枝(57)らが会見した。昨年末、開館15カ月で入場20万人を超えた同区内の天満天神繁昌亭に刺激を受けた形で、吉本内では“色もん(脇)”扱いだった落語家による「主役寄席」が誕生した。…
落語が盛り上がるのはうれしい限り。しかも、上方落語の世界は、かなりの困難な歴史をたどったから。関西を離れて、20数年、あまり聞いていないし、若い上方の落語家の話は聞いたことがない。単にバブルに終わるのではなく、精進して、いい話し手が育ってほしいとつくずく思うし、そう願ってやまない。
ちりとてちんは、「地獄八景」が今週のテーマ。この話は我が家には、米朝さんのテープがある。たまには、落語をゆっくり聞いて、大笑いしたいなあ。
« 全国大学生調査の話題 | トップページ | 爆問学問での長谷部憲法学 »
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 愛宕山(2008.03.12)
- ちりとてちんと上方落語の常打ち小屋(2008.02.05)
コメント