防衛省は何を隠しているのか
今日は、かなり遅くまでの仕事です。もう眠いですよね。
さて「あたご」をめぐる問題は、漁協の人たちからのかなり詳細な事故状況の報告があり、だいぶ真相が明らかになってきたように思えます。ただただ、最後の一縷の望みをこめて救助が進むことを願いばかりですが…。
イージス艦事故 緑色灯火『僚船の光』 漁協組合長 防衛省報告を否定(東京新聞)千葉県・房総半島沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」(艦長・船渡健一等海佐、七、七五〇トン一)が新勝浦市漁協=千葉県勝浦市=所属のマグロはえ縄漁船「清徳(せいとく)丸」(七・三トン)に衝突した事故で、同漁協の外記栄太郎組合長や清徳丸の僚船の船長らが二十一日、会見。「あたごが(清徳丸の右舷の)緑の明かりを見たと報道されているが、清徳丸ではなく直前にかじを左に切った僚船の金平丸の光だ」と、あらためて防衛省などの報告を否定した。…
会見などによると、事故の前、清徳丸を含む船団は南南西方向へ進んでいて、船団の左舷前方であたごとみられる大型船を確認した。その後船団とあたごが接近したことで、船団のうち金平丸が衝突回避のためにあたごの前方でかじを大きく左に取ってUターンしたという。金平丸は船団で唯一、船体の右側面があたごの乗組員に見える位置にあったことになる。…
漁協の人たちは、GPSの記録なども公表し、かなり説得力のある状況説明です。しかし、防衛省の側は、「防衛省、緑の光で再調査の考えなし」だとか、「『あたご』レーダー記録保存せず…海保、当直員から事情聴取」だとか、どうも言っていることが、不自然です。そう先入観を持たないで考えても、事故からこれだけ時間がたったというのに、「あたご」の側から、ほとんどまともな情報が出されてこないのは、「何かあるのでは」と、推測せざるを得ないとも思えますが、いかがでしょうか。何か気をとられざるをえない別のことでもしていたのでしょうか?
思い出すのは、20年前の「なだしお」の事件です。20年前の事故でも、当時の防衛庁は情報の公表にきわまて消極的でした。さらに、その後の海難審判で、航泊日誌や図を改ざんていたことが明らかになったのですから。 石破防衛大臣は、「慎重に」と言いますが、慎重とは、隠蔽やごまかしとは違います。現代では、人命より重い機密は存在しません。ただちに、防衛省は、態度をあらため、情報を公開すべきだと思います。そこからこそ、今度こその再発防止ははじまるのだということを肝に銘ずるべきだと思います。
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自衛隊が事故を起こしたからと言って喜んで飛びつくような真似はしたくはなかったのですが、相変わらず自分で墓穴を掘っている。 19日の朝、布団 [続きを読む]
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