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2008/02/03

若手研究者の受難

 今日、ちょっとした場で、若手の研究者たちと話す機会があった。いわゆるPD(ポスドク)や、大学の非常勤講師たちである。国策として、大学院の拡充をすすめながら、その受け皿を、政府も財界もつくれなかったし、つくらなかった。知的基盤社会ということを掲げながら、その実態は、寒々しいものがある。
 PDは1万5000人と言われる。言われるというのは、その定義も定かでないため、実は実態がよくわからない。大学の授業の多くを支える非常勤講師のいたっては、その実態はほとんどわからない。巨大私学になると、もしかしたら、大学自体でも把握していないではないか。

 今日会った若者たちもそうだし、私の知人でも、非常勤やPDは少なくない。そのいずれもが、きわめて真面目で、しかも、非常に有能な人たちだ。その人たちの能力を社会はなぜ、生かさないのか。いまの政治や経済のリーダーたちにはその構想がない。
 考えてみれば、こういう研究者の養成には、巨大な国費がつぎ込まれている。それを生かさないことこそが、予算の浪費の1つの現れでもある。しかも、彼らの能力をいかせば、社会に存在しているさまざまな問題の少なくないものが解決へ向かうほどの可能性も秘めている。若手研究者の受難は、もしかしたら、ある意味では、私たちみんなの受難を意味しているのではないのか。そんなことを感じた1日でもあった。

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