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2008/01/28

浜松市高齢野宿女性路上死事件で浜松市長に質問状

 夕方、ある弁護士さんとお話をする機会があった。労働裁判などを数多く手がけた方だけれど、いろいろ話を聞かせていただいたが、そのなかで考えさせられたのが、自分が大きくぶれなかったのはたたかっている現場の人から学んだからと言っていたこと。昨日のETVの番組ではないが、じゃあ、ボクらがぶれないためには何が必要か。ズボラで、すぐに手を抜きたくなる性格のボクが、意識的に考えかねればと思っているのが、やはり「怒り」という感情である。

 たとえば、今日、生活保護問題対策全国会議が、浜松市高齢野宿女性路上死事件で浜松市長に質問状を提出したということを知った。この事件をボクは知らなかったけれど、次のような事件だ。

野宿女性:浜松市役所に運ばれ死亡 「あと一歩」対応なく(毎日新聞)

 浜松市で昨年11月、空腹のホームレスの女性が市役所に運ばれ、福祉担当職員らが取り囲むなか心肺停止状態となり、翌日死亡した。敷地内の路上で寝かされ、市が与えた非常食も開封できないまま息絶えた。「すべきことはやった」と市は説明する。だが、なぜあと一歩踏み込めなかったのか。女性の死は重い問いを投げかけている。
 市によると、11月22日昼ごろ、以前から浜松駅周辺で野宿していた70歳の女性が駅地下街で弱っているのを警察官が見つけ、119番通報。救急隊は女性から「4日間食事していない。ご飯が食べたい」と聞き、病気の症状や外傷も見られないことから、中区社会福祉課のある市役所へ運んだ。
 女性は救急車から自力で降り、花壇に腰を下ろしたが、間もなくアスファルト上に身を横たえた。連絡を受けていた同課は、常備する非常用の乾燥米を渡した。食べるには袋を開け、熱湯を入れて20~30分、水では60~70分待つ必要がある。
 守衛が常時見守り、同課の職員や別の課の保健師らが様子を見に訪れた。市の高齢者施設への短期収容も検討されたが、担当課に難色を示され、対応方針を決めかねた。
 運ばれて1時間後、野宿者の支援団体のメンバーが偶然通りかかった。近寄って女性の体に触れ、呼び掛けたが、目を見開いたままほとんど無反応だったという。職員に119番通報を依頼したが、手遅れだった。…「職員が路上の女性を囲み、見下ろす異様な光景でした」とメンバーは振り返る。「保健師もいたのに私が来るまで誰も体に触れて容体を調べなかった。建物内に入れたり、せめて路上に毛布を敷く配慮もないのでしょうか」。…

 地方自治というもには、何のために存在するのだろうか。そのことを真摯に問いかけることこそが求められる事件だと思う。格差と貧困ということが、これだけクローズアップされながら、たとえば「野宿者」と呼ばれる人たちへの施策がどれだけ、改善されたというのだろうか。「世界から日本が捨てられる」などと、騒ぐこともいいけれど、こうした「貧困」をなくす経済をめざすことが、日本の経済の真の活性化につながるのではないのかと、強く思うのだけれど。

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