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2008/01/16

軍事費のムダを考える

 いま、日本の内政問題を論じるという、たいていの場合、その財源をどうするのかということが議論になる。社会保障を中心に、政府のつくる文章には、必ずと言っていいほど、消費税増税につながりかねない文言が入っている。それに対案としてだされるものの1つが、現在の支出のムダであるけれど、その大きな柱に軍事費のムダがある。なにしろ、日本の軍事費は、5兆円に近い。しかもこれには後年度負担というトリックがあって、実際には7兆円にのぼる。

 さて、いつもむずかしいのがこの軍事費のムダということをどう説明すればいいのかという問題。いくつかの問題があると、最近、考えている。
 そもそも、この軍事支出はムダだと言えば、ではムダでない軍事支出とは何かということになる。そもそも平和憲法をもつ日本で、なぜこんなに巨大な軍事支出があるのかという問題が前提にある。先日、TVで、世界の軍事支出がなくなれば、貧困などの対策のほとんどのことができるということを報じていたが、そのそもそも論が前提にあるのだと思う。

 そのことを前提に考えること。その自衛隊の陣容や装備が、アメリカ追随で、その建前となっている日本防衛と直接関係なかったりする問題がある。80年代の日本の装備は、P3C100機体制などの象徴されるように対ソ戦を想定したアメリカ補完のもので、非常に偏ったものであったことはよく知られる。それが90年代には、海外派兵型の陣容にかわる。たとえば「おおすみ」であり、「こんごう」であり、「ひゅうが」などがそれにあたる。陸自などもついに海外派兵型になる。

 ボクは、こうした海外派兵型に変化しながらも、ながらく「たたかわない部隊」であったことからする非効率性があると思っている。江畑さんの本あたりを読むとそのことはよく分かる。が、ではたたかう部隊になればいいのかという反論がされそうなので、この議論は、ちょっとややこしい。でも、この議論が捨てがたいのは、いま問題になるMDの一つの特徴として、この非効率性というのがあるとは思うのだけれど。

 いま考えなければならないのは、この問題の違った角度の前提に、軍事利権という問題があるということだ。日本の自衛隊が買う装備は異常に高い。アメリカで形成された軍産複合体がそのまま日本の利権を貪っているのだろう。同時に、このあたりはよく勉強してみたいのだけれど、戦前からの軍需産業は、実は日本でもそんなに解体されずに、すでに復活している。それがいま全面的に武器輸出の解禁を求めているのだから。

 まったくちがう問題として米軍の費用の負担という問題もある。

 少し、歴史的に勉強してみる価値のある問題なようだ。ここ一カ月ほど、集中して勉強してみようかなあ。

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コメント

久しぶりにコメントします^^
ブログ引っ越したからよろしくね~。

軍事費の問題…うむ、m
難しくてコメントできんわ(爆)
でも、軍隊の無いはずの日本で5兆円っておかしくない?このぐらいのこと子どもでもわかるよね~。自衛隊を軍隊と思えば不思議じゃないけどさ。
その5兆円、福祉にまわせ(怒)

投稿: ☆のまほう | 2008/01/16 23:38

 知ってますよ。リンクを書き換えなければならないなあ。
 いろいろ”転機”なんですねえ。えらいなあ、とつくづく思います。ボクなんて、うじうじと同じところにとどまってばかりだから。

投稿: YOU→☆のまほう | 2008/01/18 00:03

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