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2008/01/09

二者択一の政治??

 昨日、職場で、仕事をしながら、なんとなく「<カスペ!>ニッポンがおかしい'08小倉智昭のマッチメイク自民vs民主…生活を任せられるのはどっち!?国会議員大乱闘SP」という番組をみた。年金、介護、貧困という3つのテーマで、自民と民主が激論をするというものだ。討論も前に、実態を告発したドキュメントが入り、これはなかなか、驚かされるような現実の深刻さをリポートしている。しかし、討論はもう最悪。結局、視聴者は、自民と民主の二者択一をせまられるというわけか。ほとんど、論点がずらされていく、たんに多様な世論を反映した選択肢が準備されないというだけではなく、まともに要求にこたえた議論がなされないわけだから、国民の政治参加の道を結局はせばめ、民主主義の衰退につながるということを感じてしまう。それほど、議論はひどい。貧困のところ、最近売り出し中のペア=湯浅さん、河添さんの二人が登場した。しかし、発言はそれぞれ一言。なんだこれはという感じ。それほど、国民の要求にもとづいた議論にならないのだ。テレビは、どんどんそういう、偽りの二者択一を選挙に向けて迫ってくるということに心してかからなければならない。

 たんに、こういうテレビ番組だけではなく、いまの政治の仕組みでは、今日久々にあった、党首討論がそうであったように、少数政党の声は封じ込められ、国会の議論そのものがあたかも二者択一というふうにされてしまう。まあ、そのつまらないこと。

 アメリカの大統領選挙の予備選がニューハンプシャー州であった。アメリカの政治は日本と同じようだとは言えないが、なんとなく、二者択一のトーナメント方式というイメージだ。メディアが、ずらされた争点をつくり出す。ここでも民主主義の衰退は甚だしいということも言えるのでは。

 選挙の争点などを考えると同時に、選挙での政治選択の有り様と言うことも考えるべきだとつくずく思ってしまう。

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たしかに、たいていの経済誌には、自民党のリーダーシップが 時代の変化に対応していないと書いてある。 それが、投資家に不信感を持たせ、株離れを起こす。 しかし、なぜ、リーダーシップを発揮しないかに ついては、ほとんど書かれていない。 そこには、...... [続きを読む]

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