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2008/01/20

南京大虐殺記念館「展示」に政府が異例の見直し申し入れ

 竹島のことを書いたら、批判的なコメントをいただいた。もちろんボクのほうに勉強不足があるのは否定できない。ただ、ボクは、何も、いま韓国側が言っていることが正しいと書いているわけではないし、どちらかと言えば、この竹島問題の研究は、日本のほうが進んでいるのではないかという印象はもっている。そのつもりで書いたつもり。そのうえで、大事なことは、歴史的な問題を背景にした感情には配慮するべきだということだ。

 少し、問題の性格が違うが、考えなければならない問題が中国とのあいだでもある。数日前の新聞に次のような記事が載っていた。

南京大虐殺記念館「展示」に政府が異例の見直し申し入れ(読売新聞)

 隈丸優次・駐上海日本総領事は16日、昨年末に大幅拡張された「南京大虐殺記念館」に対し、「日本人の残虐さを繰り返し強調しており、参観した中国人に日本人への反感、恨みを抱かせる懸念がある」として、展示内容の見直しを申し入れたことを明らかにした。…

 この新しい展示には興味があって、ぜひ見に行きたいものなんだけれど、お金も暇もないから実現はしないだろう。それはそうと、ここで言いたいのは、ボクは、南京大虐殺否定派や少数説なるものとは、まったく同調する気持ちはないけれど、何も中国が公式に表明している30万人説というものは、正しくないとも思っている。というか、それは、ほぼ学説的にも否定されていると言っていいだろうし、中国の側でも、学問研究の世界では、実際には、見直しの作業がすすんでいることなどは周知の事実だ。しかし、20万に前後の、大虐殺などが日本軍の手でおこなわれたことは、どんな弁明をしようが否定することは決してできないとも思う。

 しかし、日本の政府や与党は、どのような態度をとっているのか。政府は公式には、南京での日本軍による残虐行為があったことは認めている。にもかかわらず、「『日本の前途と歴史教育を考える議員の会』の南京問題小委員会の文書「nanking.doc」をダウンロードのようなことが平気で語られたりしている。そのことを中国の側は知っている。
 この文書についての批判はあえて書かないけれど、南京事件について、学ぶうえでは下記のHPは参考になる。
http://www.geocities.jp/yu77799/
http://nagoya.cool.ne.jp/whitecray/index.html
http://www.nextftp.com/tarari/index.htm
http://wiki.livedoor.jp/nankingfaq/d/FrontPage

 中国にとっても、国民の対日感情の悪化は、オリンピックを前に、大きな問題でもある。なのにはたして、ニュースにあるようなやり方で、問題を処理することがほんとうに、ふさわしいことなのかと。新聞があおり立てているだけなのかもしれないが、日本の外交というのは、どうも対話ということが苦手であるように思えてしかたがない。ましてや、この歴史問題は、まず日本の政治が解決すべきことがあまりにも多い。はたして、だれが、どんな権限で、こういう外交をおこなっているのか、聞きたいものである。

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コメント

>竹島のことを書いたら、批判的なコメントをいただいたもちろんボ>クのほうに勉強不足があるのは否定できない。

竹島問題において、国際司法裁判所に委ねて解決しようという日本側の長年の提案に対し、韓国側が断固と拒否しているのはご存知ですか?
日本政府は”もし負ければそれを受け入れる用意がいつでもある”って公言しているにも関わらず韓国側が拒否する理由は一体何だと思われますか?それは100%勝ち目が無いからです。
韓国側が米国側に直訴した1951年当時の書簡です。

1951年7月19日 韓国大使(ヤン)から国務長官への書簡。

一、大韓民国政府は、第二条a項の「放棄する」という語を、「朝鮮ならびに済州島、巨文鳥、欝陸島、ドク島およびパラン島を含む日本による朝鮮の併合前に朝鮮の一郡であった島々に対するすべての権利、権原および請求権を、一九四五年八月九日に放棄したことを確認する」と置き換えるよう要望する。

1951年8月10日 国務次官補(ラスク)から韓国大使への回答

草案第2条(a)を日本が「朝鮮並びに済州島、巨文島、鬱陵島、ドク島及びパラン島を含む日本による朝鮮の併合前に朝鮮の一部であった島々に対するすべての権利、権原及び請求権を、1945年8月9日に放棄したことを確認する」と改訂するという韓国政府の要望に関しては、合衆国政府は、遺憾ながら当該提案にかかる修正に賛同することができません。

合衆国政府は、1945年8月9日の日本によるポツダム宣言受諾が同宣言で取り扱われた地域に対する日本の正式ないし最終的な主権放棄を構成するという理論を条約がとるべきだとは思いません。

ドク島、又は竹島ないしリアンクール岩として知られる島に関しては、この通常無人島である岩島は、我々の情報によれば朝鮮の一部として取り扱われたことが決してなく、1905年頃から日本の島根県隠岐支庁の管轄下にあります。この島は、かつて朝鮮によって領土主張がなされたとは思われません。

外務省HPより
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_sfjoyaku.html

投稿: T | 2008/01/21 07:04

 コメントありがとうございます。勉強不足でも、そのぐらいの知識はあります。日本が竹島を領土に編入した時期が、韓国の植民地化をすすめていた時期でもあり、韓国にとっては自身の主張を国際的に行うことができなかったという面もなくはない。ていねいな対話が必要だと思います。この韓国の植民地化については、現在でも日韓のあいだで法的な見解がちがいますしね。なにより二国間での対話がまだまだ必要だとは思っています。いずれにしろ、こと竹島問題については、歴史研究的な対話も、二国間で十分おこなわれたわけではないですから、ちゃんともっている資料を出し合って、議論することが大事だと思います。その点でも、韓国の内部で、どちらかというと日本の主張を裏付けるような資料が注目を浴びていることはもしかしたら、意義があるのではという印象を、先日の記事ではもった次第です。

投稿: YOU→T | 2008/01/22 00:02

>日本が竹島を領土に編入した時期が、韓国の植民地化をすすめていた時期でもあり、韓国にとっては自身の主張を国際的に行うことができなかったという面もなくはない

このコメント、ちょっと考えさせられてしまいました。
貴方のアイデンティティは、もしかしたら
筑紫哲也、本多勝一、土井たか子、福島瑞穂、辻元清美、などの在日出身のなりすまし日本人と同じでしょうか?
だとすれば貴方と私たち日本人とは全く置かれている状況、立場が違いますので議論するのは時間の無駄というものです。
大変失礼しました。

投稿: T | 2008/01/22 08:52

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