宇宙軍拡を提言 政軍財の勉強会が「報告書」(06年)
今日の「しんぶん赤旗」に、06年8月に石破茂防衛庁長官(衆院議員)らが作成した宇宙政策に関する提言文書についての記事を載っけている。
宇宙軍拡を提言 政軍財の勉強会が「報告書」(06年)(しんぶん赤旗)国会決議による宇宙の平和利用原則(一九六九年)を見直して宇宙の軍事利用を可能にする報告書を、自民党防衛族議員と防衛省幹部職員、軍事企業幹部でつくる「勉強会」がまとめていたことが分かりました。「政・財」に加え、国会決議を順守する立場の防衛省関係者まで一体となって宇宙軍拡を提言していたことになります。…
内容も宇宙の平和利用の原則に真っ向から挑戦するようなものになっているのですが、ここで注目すべきなのは、やはり、報告書をつくった「日本の安全保障に関する宇宙利用を考える会」という団体の構成メンバー。石破氏が座長で、山崎拓氏、久間章生氏、額賀福志郎氏ら防衛庁長官経験者が顧問に、専門委員は三菱重工業、三菱電機、川崎重工業など軍事関連企業でつくる「航空宇宙工業会メンバー」の各社幹部だということ。
この報告書については、もちろん自民党のHPにも報道されているし、当時、社会新報が、わりあい詳しく報じていて、「実際の文書作成は三菱電機の幹部らによるとされる」としていた。そのくらいウラがありそうな文章。
軍事利権の本丸はMDだよく言われるけれど、はたして、何が今後飛び出すのか。日米の政治を揺り動かすような真相に迫れるのか? 興味がもたれる。
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