障害児がそだつ放課後
著者の白石さんは、同級生?(本人は、自分が下と言っている。記憶は定かでない)。学童保育誌に連載した指導員向けに書いたものだが、それにとどまらない子育ての入門書になっている。
もちろん、私たちの身近にいる障害のある子どもへの見方、接し方への手引きにもなっているけれど、何よりも、子どもの発達の道すじを学ぶことによって、子ども観というものを豊かにしてくれるというのがこの本の最大の魅力である。発達の基礎には、豊かな共感的な人間関係を築くことにこそあることを教えてくれる。
「この子らを世の光に」は、障害児教育の先達の糸賀一雄の言葉である。この言葉にしめされた発達保障の理念と実践は、私たちの子育てに教えることは大きいと思う。
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