« 08年度予算財務省原案 | トップページ | グッドウィルを事業停止へ 各地で違法派遣繰り返す »

2007/12/21

姿を現したDDH16

 楽しみにしている新聞の連載が、再開された。東京新聞の「新防人考 変ぼうする自衛隊」の第五部がはじまった。題して、「国防と海外活動のはざまで」である。海外での活動が「本務」となった自衛隊の変貌を追う。ハードに強いジャーナリストが少なくなったと感じる昨今、半田さんの書く記事には引き込まれる。
 今日は、これまでDDH16と呼ばれ、このブログでも紹介してきた、ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」を追う。

<2>消えぬ空母保有の夢(東京新聞)

 アイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッド横浜工場で建造中のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」は、そう呼ぶのにふさわしい圧倒的な存在感がある。全長百九十七メートルの広大な飛行甲板。他国の海軍は、この種の艦艇を「航空母艦(空母)」と呼ぶ。
 …海自の公式説明によると、ヘリコプター搭載護衛艦「はるな」の後継艦という。広い甲板を利用して対潜ヘリコプター三機の同時発着ができるため、三機必要な対潜戦能力は格段に向上する。
 多目的艦でもあるという。国内外の災害派遣時の対策本部などに活用できる部屋を設け、緊急時の海外からの邦人輸送では格納庫に一千人以上を収容できるとしている。
 注意深く「ひゅうが」をみると、艦橋後部には海自艦艇で初めてつくられた航空管制室がある。通路が甲板横につくられ、飛行甲板上を邪魔せずに移動できる。その構造から「ヘリコプター空母機能」を追求したことがうかがえる。 …

 新聞に掲載された写真を見ると生々しい。かつてブログでもこれは軽空母だと書いたけれど、ハリアーなどを、水平発射できる台をすえつけれらる設計になっているということを聞いたことがある。ここには専守防衛の理念のかけらはない。

 半面注目すべきは、この「ひゅうが」を建造しているのはIHI=石川島播磨工業である。海外投資に失敗して、いまや企業の存続の危機である。そんな企業の手によるものであるだけに、なんとなく「利権」というものを想像せざるを得ない。「国益」などとえらそうなことをいっても、こういった事業の最大のねらいは「儲け」にしかすぎないというのが本音なのではないのか。関係者は、経済活動としか考えていないという話も聞いたことがある。
 日米一体化で強化される自衛隊、その問題性とともに、内実の黒く、そして脆弱なことか。批判すべき対象のあまりにも愚かな姿に、くらい気持ちにもなる。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« 08年度予算財務省原案 | トップページ | グッドウィルを事業停止へ 各地で違法派遣繰り返す »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/17439995

この記事へのトラックバック一覧です: 姿を現したDDH16:

« 08年度予算財務省原案 | トップページ | グッドウィルを事業停止へ 各地で違法派遣繰り返す »