女優ムン・ソリ韓国映画の魅力を語る
映画を通して韓国文化の理解を深めようと、演技派女優ムン・ソリさんを招いて開かれた韓国映画フェスティバル。その内容を、ムン・ソリさんのトークと、「韓国映画の〈女性〉像」という視点でまとめた。韓国映画ファン必読の書。
日本と韓国の映画って、ずいぶん差がついてしまったなあというのが正直な感想。
その一つは、作り手の差。韓国映画の特徴を「社会性と身体性」という表現をしたしとがいるが、いわば映画というものにたいする決定的な姿勢というが哲学の差がある。その韓国でさえ、ハリウッド型のブロック・マスター映画への傾斜に危惧の念が持たれているというのだから。
二つ目に、俳優の問題。はたして日本にムン・ソリのような女優がなぜ出現しないのだろうか。それは男優でも同じ、チェ・ミンシュクだとかソル・ギョングだとか、ソン・ガンホだとか。
三つに、韓国の文化というものに思いをはせた。考えてみれば、政治のことについてはそれなりに知っているが、韓国の文化、文化的環境というものについては、必ずしもしっかりした認識があるわけではなかった。それは、実は、歴史から現在を見るうえでも大事なことか。
見たい映画はいくつも出てくるものである。
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