諫早湾干拓、「失敗百選」に 文科省の外郭団体選定
すっかり寒い日が続きます。今日はコートを着て行きました。
仕事は山場でありますが、今月はまずは順調です。むしろ、先の企画立案にかなり行き詰まり感を感じています。どうも頭のなかがすっきりしません。能力ないなあと、どんどん内向き思考になって、うつうつしている毎日です。だめですねえ。夕方以降は、激しく気分は沈んでいる。単純のやつ。まあアルコールに頼る夜でしょうか(爆)。
まあ、夜9時頃まで、いろいろ仕事をこなしての帰宅です。今日の帰りの電車の読書は、「障害をもつ子ども」です。
今日は、
事業決定から21年、諫早干拓が完工…有明海異変に抗議は続く(読売新聞)国営諫早湾干拓事業の完工記念式典が20日、長崎県諫早市の中央干拓地で開かれた。目的変更や事業縮小、一時中断などの曲折をたどった巨大公共事業は、1986年の事業計画決定から21年を経て工事が完了。来春から干拓地での営農が始まる。…
ムダな公共事業として大きな問題を残したこの「開発」ですが、今日の新聞には次のような記事もあります。
諫早湾干拓、「失敗百選」に 文科省の外郭団体選定(朝日新聞)国営諫早湾干拓事業(長崎)は、科学技術分野の歴史で重要な事故・失敗例として、文部科学省の外郭団体の科学技術振興機構(JST)がまとめた「失敗百選」に選ばれている。
JSTは、失敗から得られた知識や教訓を後世に生かすことを目的に「失敗知識データベース」を作成、インターネットで公開している。失敗百選は、そのなかでも特に「典型的な失敗例」とされる。
諫早については「ノリを始めとする漁獲高の減少など、水産業振興の大きな妨げにもなっている」と干拓による漁業被害を挙げ、「走り出したら止まらない公共事業という国民的批判と不信を生み出した」と指摘。諫早湾を分断した干拓堤防や調整池からの排水、干潟の消失などが原因と分析している。
さらに、将来のための教訓として、「国はある時期に実施決定した公共事業であっても、社会経済条件の変化について的確に再評価を行うべきである」とまとめた。 …
諫早のほかに失敗百選入りしたのは、タイタニック号の沈没(1912年)、日航ジャンボ機墜落事故(1985年)、スペースシャトル・コロンビア号の帰還失敗(2003年)など。…
日本の政治というのは、戦前の軍隊を含め、失敗から学ぶということがもっとも苦手なことのようでもある。そこに日本の政治の克服されない「異常」があるのだと思うのだが。
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