あゝ同期の桜
今日まで、仕事の山場。順調に山場を越えて、何とか一息か。今日は、少し早く帰れた。ご飯は、朝作って出たしね。ゆっくりした気分。
さて、そこで、見逃していた「あゝ同期の桜」という映画のDVDを見た。中島貞夫監督でやくざ映画時代の東映がオールスターでつくった映画だからどんなものかと思ったが、これがなかなか。
昭和18年秋、全国およそ10万人の学徒が学業半ばに出陣の途についた。舞鶴海兵団には、白鳥、半沢、福島たちが招集され、教練約2ヶ月余りで、第十四期飛行専修予備学生を拝命。土浦航空隊へ入隊。昭和19年2月、白鳥、半沢、福島、そして南条、不破、由井らは、個々の思いや不安の中、訓練に勤しんでいた。時あたかも南太平洋マーシャル群島に於て、日本軍の相次ぐ玉砕により、白鳥、不破、南条は操縦として出水へ、半沢たちは偵察として徳島へ配置される。南九州出水海軍航空隊、学生80名の分隊長は剣持大尉が選ばれ、さらに激しい訓練が続く。そんな訓練中、白鳥と剣持大尉が乗った訓練機が故障し不時着。その際、剣持は片目を負傷し失明を宣告されるが、この事実を隠す。サイパン島も玉砕した昭和19年9月、東九州宇佐海軍航空隊に移った白鳥、不破、南条らは、そこで戦場へ先陣する同期の福島とつかの間の言葉にならない再会を期する。
ある映画評論家の指摘通り、ラストの「その瞬間彼らはまだ生きていた」という言葉に、この映画にこめた監督の思いがつまっている。
ちょうど40年前の映画であるが、この時代の、戦争の語られ方や戦争と平和についての社会のうけとめと、現在のそれとの違いについて考える。もちろんこの時代の議論は荒っぽいのかもしれないが、なぜ、このような角度で、戦争のことが語りづらくなったのだろうか。
そのこととに関係で、戦後、何が9条を支えてきたのか、そして今、何が9条をさせているのかということも考える。もう少し、勉強かな。
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