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2007/10/17

はじまった消費税増税への恫喝?

 久しぶりに経済財政諮問会議で、民間(財界)委員の面目躍如というのだろうか。消費税増税に向けた恫喝とも言えるかなり乱暴な議論がはじまったようだ。

国民負担、最大12兆円増加=社会保障費で内閣府試算-諮問会議(時事通信)  内閣府は17日、社会保障の給付と負担の関係を示した試算を政府の経済財政諮問会議に提示した。医療や介護など社会保障の給付水準を維持すると、2025年度には税と保険料を合わせた国民全体の負担が今より11兆~12兆円増えるとしている。財政再建に目配りすれば増税が必要と結論付けた内容で、消費税を含む政府・与党の増税議論にも影響を与えそうだ。…

 経済財政諮問会議に提出された資料などは、ここにある。
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2007/1017/agenda.html
 民間委員が行っているシミュレーションなど、私にはパッと見では理解は不可能である。ちゃんと、批判できるような勉強は必要だとつくづく思う。ただ、シミュレーション自身もどうもいかがわしそうだし、もともと財政赤字の解消ということが問題にされているが、その考え方にもちょっと疑問がある。そして何よりも、消費税の税収は導入以来の累計で約百八十八兆円(国と地方、八九年度から〇七年度)にのぼるのだけど、同じ期間に法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)の税収は累計で百五十九兆円減ったという事実だ。消費税は法人税減税のための税金であったと言ってもあながちまちがいではない。

 まあ、政府もおっかなびっくりということもあろうけれど、少しずつ、消費税が焦点として浮上してくるのは事実。注視が必要であろう。

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