自衛隊給油の真実を語るべきだ
昨日から、福田首相への各党の代表質問がはじまりました。その大きなテーマは、テロ特措法問題です。先日、ピースデポが調べた、イラク作戦への転用疑惑の問題についても、この論戦でとりあげられています。
この問題では、無所属の江田けんじ議員が、質問趣意書を提出し、その回答が2日に閣議決定されています。くわしくは、江田さんのホームページにあります。結局、その内容は、、「補給を受けた後に従事する活動の内容は各国が決定するもので、政府として詳細を承知する立場にない」というものです。何という無責任なことでしょう。
今日、アフガニスタンやイラクの作戦を担当する、米中央軍の作戦副部長が記者会見し、自衛隊から給油をうけた船がイラクの作戦をおこなうことはできないなどという指示は出したことはないと発言しています。政府が、どういうようが実態を覆い隠すことはどうも不可能なようです。それでも政府はシラをきり通すつもりなのでしょうか。
いずれにしろ11月には、自衛隊の艦船は日本に帰ってくることになります。そのときに、日本の世論はどういう判断をするのか。そのために、私たちは大いに議論をしたいものです。
武力でほんとうにテロをなくすことができるのか。①いまテロに対して国際社会はどのように考えているのか。②対テロ戦争は何をもたらしたのか。とくにいまアフガンはどのような状態にあるのか。③自衛隊は一体何をしてきたのか。日本のはたしている役割は。②を見ても、アフガンの国内の状態は、単純にタリバーンを武力で掃討して話がすむという事態ではなくなっているようです。少なくともガルザイ政権は、むしろタリバーンの取り込みに舵を切りたいと思っているようでもあります。大いに、いろいろな情報を、集め、発信したいと思ってはいますが。
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