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2007/10/07

小沢論文に石破さんの反応は

 昨日、京都から家に帰ってくると、「フラガール」をテレビでやってました。つれ合いが真剣に見ていました。以前、この映画のDVDを借りてきたとき、彼女はこんな映画おもしろいの?と言いながら見たのですが、見終わって、すっかり感動したらしく、この間、他人に勧める映画はもっぱらこの「フラガール」です。
 あらためて見ましたけど、やはりおもしろいですね。二度目になると細かいところもちゃんとみれて、よりほろっときましたね。うまくつくっていますし、弱いものへの視線がやはりいいです。

 さて、ここんところ睡眠不足だったので、今朝はたっぷり眠りましたが、起きると、サンプロに石破さんが出てきて、先日、書いた『世界』の小沢論文への反論を語っていました。この論文に石破さんはどう反応するのかなあと関心があったのですが、まあ予想どおりでしょうか。

ISAF参加「憲法に抵触」=積極派の小沢氏に反論-防衛相、外相(時事通信)

 石破茂防衛相は7日午前のテレビ朝日の番組で、アフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)への参加について「武力行使をすることは憲法からして認められるところではない」と述べ、海外での武力行使を禁じた憲法9条に抵触するとの見解を示した。
 …ISAFをめぐっては、民主党の小沢一郎代表が論文で「政権を取れば参加を実現したい」と表明。これに対し、石破氏は番組で「もし参加するのであれば、(自衛隊に)どういう武器使用権限を与えるのかきちんと言ってもらわなければならない。自衛官の命を軽んずるな」と強調した。

 石破さんの主張は、小沢さんの議論では、周辺事態法もふくめた現在の自衛隊の海外派兵の法体系そのものが違憲になると言います。それは、現在の政府の憲法解釈とは違うと言っているのです。石破さんは、恒久法の制定を主張しています。いまはまあアドバルーン的に言っているのでしょうが、今後、この問題に関して、彼は、憲法解釈に踏み込むのかどうかもちょっと注目するところですね。

 さて、この小沢論文に、松竹さんがおもしろい議論をしています。もちろん、根本では、松竹さんと私とでそう意見のちがいはあるとは思いませんが、彼の提示した議論は、私には、能力的にも、ものの言い方という点でも、私にはできない議論ですね。彼の新著の紹介もしなければならないので、そのときにこの続きは。歴史の大きな流れのなかで、国連の役割をどう評価し、そして、九条をもつ日本がどのような役割をはたすのかという議論は、それをあえて無視するような議論が、まかりとおる日本の異常さがあるだけに、彼の問題提起をうけて、私たちの議論が大きく広がることを願いますし、発信していきたいですよね。

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