入社半年で「辞めたい」が40%
ネットでいろいろ調べてみると興味深いニュースがあった。
入社半年で「辞めたい」が40% 「仕事通じて成長できない」が理由(J-CASTニュース)民間の人材サービス会社の調査によると、2007年新卒入社組のうち40%以上がすでに「会社を辞めたい」と思っている、という。07年の新卒者は「頑張り屋」で、「早く成長したい」気持ちはある。でも、会社に自分を成長させてくれる上司や先輩がいない、となると早く見切りをつける、ということらしい。ただ、転職しても、その会社に社員を育成する環境があるとは限らないため、結局転職を繰り返す、という危惧も出ている。…
シェイクという人材サービス会社がインターネットを通じておこなった調査なので、客観性にはやや疑いもありけれど、ただいまの若者をめぐる一つの側面をしめしているようだ。一つの側面とったが、そこには二つの問題が折り重なっている。それは新入社員を待ちかまえていた職場のかかえる問題。そして、もう一つは、学校と職場の接続をめぐる変化と問題。いわば若者の社会的な自立をめぐる問題であろう。前者で言えば、最初から即戦力として過大なノルマが課せられる現実がある一方で、従来のような職場でのOJTや教育をおこなう体制はくずれている。同時に、そういった若者の労働問題クローズアップのなかで、この間議論されてきたトランジットという問題もとらえなおしたい。それが、しばらくの1つのテーマ。成果はいつかなあ。
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