検定撤回へ結集/宜野湾・宮古・八重山で県民大会
許されることなら、参加したかった集会。沖縄で、教科書検定の撤回を求める「島ぐるみ」の県民大会が29日開かれた。残念ながら私は、親父の49日のために午後から関西の実家に向かう。
検定撤回へ結集/宜野湾・宮古・八重山で県民大会(沖縄タイムス)高校歴史教科書の検定で、文部科学省が沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」から日本軍の強制を示す記述を削除させたことに抗議する「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(主催・同実行委員会)が、二十九日午後三時すぎ、宜野湾海浜公園で開かれた。数万人が会場を埋め、実行委員長の仲里利信県議会議長らが登壇し、文科省に検定意見の撤回と記述回復を求めた。開会前、平和への思いを訴える読谷高校生の創作ダンスや渡嘉敷村の「集団自決」犠牲者を慰める鎮魂歌「白玉の塔」などがささげられた。宮古、八重山でも同時刻、郡民大会が開かれた。同日午前、沖縄戦終焉の地・糸満市摩文仁で「平和の火」が採火され、三十四キロ離れた会場まで百人以上が走り継いだ。…
およそ11万人が結集したと言われている。この集会に向け、たくさんの人々が、新たに証言をはじめている。こうした貴重な証言を受け止めたい。
この沖縄戦の記憶は、日本の軍隊による加害と被害をつなぐ貴重な意味を本来はもっている。ウチナーとヤマトで、温度差があるのは残念でもある。それだけに、連帯を強く表明したい。
GAKUさんが紹介していた、琉球新報の号外をここのでもアップしておく。「20070929.pdf」をダウンロード
沖縄からのボールは投げられた。検定撤回へ。われわれの声が問われているのだと。
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