敬老の日 お年寄りの貧困と政治の責任
今日は、敬老の日である。高齢者の貧困の問題が社会的に注目されているにもかかわらず、はたしていまの政治はこのことにどれだけ、光を当てているのだろうか。後期高齢者医療制度の導入の問題をはじめ、医療制度の改悪で、病院から追い出されるお年寄りは相次いでいる。たとえ、見てもらえる病院が見つかったとしても、どれだけ継続した医療が受かられるのかは定かではない。介護保険は負担だけが増え、十分な介護を保障できずに、民間業者の問題だけが拡大している。年金が老後歩支えるものになっていないことが、多くのお年寄りの孤立と困難を大きくしている。そして最後の命綱である生活保護は、水際作戦で、申請を拒否され、捕捉率は20%ていどだという。その上で、老齢加算の打ち切りがお年寄りを襲う。しかし、そのどれだけが総裁選なるもので、この敬老の日に論じられたのか、メディアはどれだけそのことを報じたか。
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