首相の選挙区支部 寄付を返還
とにかく、今度は首相にまで「政治とカネ」の集中砲火である。首相の政治団体、政党支部への献金疑惑が続く。今日は、こんなニュースが飛び込んできた。
首相の選挙区支部 寄付を返還(NHKニュース)福田総理大臣が代表を務める自民党の選挙区支部が、おととしと4年前の衆議院選挙の時期に、国と清掃作業の契約を結んでいた群馬県内の業者から寄付を受けていたことについて、町村官房長官は記者会見で「誤解を生じさせてはならない」として、福田総理大臣が寄付を業者に返還すると説明しました。
そういえば、数日前にはこんなニュースもあった。
福田氏の自民支部、パチンコ業者に献金20万円返す(読売新聞) 福田康夫・元官房長官(衆院群馬4区)が支部長を務める自民党群馬県第4選挙区支部が、外国人が過半数の株式を持つ企業から寄付を受けていた問題で同支部は21日、献金をした群馬県高崎市のパチンコ店経営会社に計20万円全額を返金した。…
町村官房長官は「正直に言って、寄付を受ける側が把握するには限界がある。寄付をするほうに考えてもらわないと率直に言って困ってしまう」と開き直る始末だ。寄付をする業者などが国と契約を結んでいるかどうかなどを候補者側が把握することには限界があるというのだ。でも、ルールをまもれないのなら、最初からゲームに参加する資格はない。そもそも企業献金などうけなければいいのだ。日本には、企業から献金を受けていない政党や政治家はいくらでもいるのだ。こんな態度が、日本の政党政治を衰退させていることがなぜわからないのだろうか。露骨な支配者意識、特権意識が見え隠れする。
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