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2007/08/18

葬儀を終えて

 実家に帰って、通夜、葬儀と続き、そのあとは、役所などへの提出物の処理をすすめた。そして、遠い道のりを、今度は、自動車で自宅へ帰ってきた。
 中学から高校までは、一言も話すことはなく、その後、私は家を出ているから、そんな父親との別れも、強い悲しみもあるわけではない。しかし、自分のルーツでもあるわけで、何か不思議な気持ちであることは、変わりはない。遺体をぼーとしばらくながめていた。

 ずいぶん疲れるのは、「別れ」のせいではない。通夜や葬式で、親戚の人たちとあう。関西をはなれてもう23年もたつわけで、親戚と言っても、20年、30年会っていない人たちがほとんどだ。懐かしさ、いろいろ話したい思いもたくさんあるけれど、同時に、聞きたくもないような話もある。そして、親戚もさまざまで、その間の軋轢なども少なくはない。
 結局、自分は求められるような生き方や暮らし方をしているわけではないし、申し訳のない思いとともに、そうではなく、自分はそんなに恥ずべき生き方をしているのだろうかといろいろ考える。そんな、複雑な思いを抱えて、2~3日の日が過ぎた。
 親戚というものは不思議なものだ。600キロも離れて生きているのだから、自分の日常の生活のなかに親戚などはいっさい登場するわけではない。むしろ、地域のつながりのほうが遙かに大きい。しかし、日本では、社会保障をはじめ、生活を支えるシステムという点では、地域というのはそれほど熟成していない。家族というものにすべてを押しつけ、さらに、親戚という、実際には機能しないようなものに、何かしらを求めるような考え方はまだまだ強く残っている。そこには、日本社会における人間関係の不安定さと複雑さが、浮き彫りになっていりょうな印象さえうけるのだ。

 やたら人間関係のむずかしさというものを痛感し、疲れた期間だった。

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