地域が子どもを守る 東京・東久留米の学校統廃合を考える
今日、学校選択制にリンクした形での学校統廃合が、全国で急速に広がっています。本書では、Ⅰ部でこの問題に一貫してかかわる山本由美さんが、「東久留米の学校統廃合の今日的な意味」を論じ、Ⅱ部では、関係者が「親・教師からみた学校統廃合」を報告しています。
反対するとりくみからは、豊かな教育実践を基礎にした父母、教職員、地域の共同の力を学ぶことができ、同時に、統廃合がなされた教育現場が、どのようなダメージをうけているかも報告されています。Ⅲ部の田中孝彦さんによる「学校統廃合が子どもに及ぼす影響」と題した、子どもの声をよく聞きとりながら、子どもの発達にそくした教育や地域のあり方の提起は、この問題の議論の核心をついた提起として、議論されることが望まれます。
« 「もう一つの『東京裁判史観』」 | トップページ | 検証 日本の貧困と格差拡大 »
「教育」カテゴリの記事
- 標準授業時数は小学校で年間875時間に 文科省案を批判(2025.05.15)
- 体験談を積み重ねて見いだした「軍隊は住民を守らない」 平和教育の専門家、西田氏の「謝罪」による沖縄ヘイトを危惧(2025.05.10)
- 自民・西田氏の「ひめゆり歴史書き換え」発言、県議会が抗議へ 自民県連の動向注目 沖縄(2025.05.06)
- 戦犯死刑囚 スガモプリズンの日々(2025.04.26)
- あえぐ地方大、探る活路 県唯一の法学部、単科大募集停止(2025.04.23)
「読書」カテゴリの記事
- 6月号ができています(2025.05.11)
- 沖縄県民の戦場動員は行政にも責任 関東学院大名誉教授の林博史さん 4月17日発刊の新著で網羅的に解説(2025.04.17)
- 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(2025.03.11)
- 絵本作家のいわむらかずおさんが逝去 フジテレビ労組、組合員が急増 専務が労組とのやり取りで辞意表明(2025.01.23)
- いのち・人権・平和、 響きあう想いをことばにのせて 落合恵子 × 藤井克徳(2025.01.22)
「政治」カテゴリの記事
- 沖縄・玉城デニー知事、県平和祈念資料館の内容変更を否定 参政党県連の「知事によって左右」発言を受け(2025.05.16)
- 標準授業時数は小学校で年間875時間に 文科省案を批判(2025.05.15)
- 自民、参院選公約に「消費減税」盛り込まず 財政重視をアピール(2025.05.14)
- 「日本軍は県民を殺していない」 沖縄戦を巡り参政党・神谷代表 自民・西田氏の発言に同調 青森で街頭演説(2025.05.13)
- 旧日本軍の元従軍慰安婦が死去、生存者は6人に…韓国政府「残された被害者の名誉回復に尽力する」(2025.05.12)
コメント