地域が子どもを守る 東京・東久留米の学校統廃合を考える
今日、学校選択制にリンクした形での学校統廃合が、全国で急速に広がっています。本書では、Ⅰ部でこの問題に一貫してかかわる山本由美さんが、「東久留米の学校統廃合の今日的な意味」を論じ、Ⅱ部では、関係者が「親・教師からみた学校統廃合」を報告しています。
反対するとりくみからは、豊かな教育実践を基礎にした父母、教職員、地域の共同の力を学ぶことができ、同時に、統廃合がなされた教育現場が、どのようなダメージをうけているかも報告されています。Ⅲ部の田中孝彦さんによる「学校統廃合が子どもに及ぼす影響」と題した、子どもの声をよく聞きとりながら、子どもの発達にそくした教育や地域のあり方の提起は、この問題の議論の核心をついた提起として、議論されることが望まれます。
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