どうでしょう? 旧態依然 安倍改造内閣
今日、内閣改造がありました。仕事の山場で忙しい中でしたが、それでもテレビをつけて見ていました。
ちょっと驚いたのが、自民党三役ではあいかわらず、石原さんがよこ滑りしたこと。それから…。
地方格差是正を重視、派閥会長らベテラン配置 安倍改造内閣発足(山陽新聞)安倍改造内閣が27日夜、発足した。安倍晋三首相(52)は、地域間格差の問題への批判が参院選惨敗の要因となったことから、「地方・都市格差是正担当相」を新設、総務相との兼務で民間の増田寛也・前岩手県知事(55)を起用。外相に町村信孝前外相(62)、防衛相に高村正彦元外相(65)を処遇、文部科学相は伊吹文明氏(69)を留任させるなど、前内閣の側近重用・論功重視の手法を転換、派閥会長クラスのベテラン議員を幅広く並べる重厚な布陣を敷いた。
年金記録不備問題を抱える厚生労働相には初入閣の舛添要一参院政審会長(58)を抜てき、内閣の要の官房長官に与謝野馨前経済財政担当相(69)を充てた。…
どんな感想をもったか。まず、麻生幹事長が最初の記者会見で、自民党をぶっつぶすといった人の後のあとの、立て直しということを言っていましたが、一定、小泉路線から距離を置くという表明でしょうか。たぶん、安倍さんも先の参院選の敗北の原因は、小泉「改革」と個別政治家の不祥事が原因とでも考えているのでしょうね。
ただ、小泉「改革」から本当に離れるのかと言えば、そういうわけでもなさそうです。増田元岩手県知事などが入っているのはその典型ですが。与謝野官房長官の起用なんていうのは消費税増税の布石でしょうか、どこかで、民主党に対して反転攻勢をねらっているんでしょうね。太田弘子さんも留任したし。憲法という点でも、自民党案の起草委員会の事務局を担っていた舛添さんをはじめ、推進者で固めていますし、伊吹さんの留任の微妙ですね。伊吹さんは、教育再生会議に対抗していたという評価もありますが、文部科学省を再生会議の下請け化した張本人とも言えるわけですから。
なによりも麻生幹事長、町村外相と、内閣の中心にタカ派=「靖国」派のベテラン議員を配置しているは特徴です。日本会議議員懇の大臣も少なくなさそうですね。でもお得意の補佐官はどうなるんでしょうかあ。
ベテラン大臣をそろえて今度はうまくやるぞって思っているでしょうね。でも、反省がないというか、そういう内閣だということでしょうか。
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