エムクルーの社長
R30というテレビ番組で、エムクルーの社長の人生について紹介していた。ホームレスからはいあがったという話だ。いまやベンチャーの旗手でもあるようだ。
ある日、生活費を援助してくれていた女性の給与明細を見て、その低さにあまりにも驚いて真剣に働き、企業するようになったという話だ。それはそれでなかなか切ない話でもある。
ただ、エムクルーという企業は、フルキャストやレオパレスと同様な、明らかに「貧困」を食い物にするビジネスである。このレストハウスのシステムは、日雇いで働く人が、そこから抜け出せないような形で、食い尽くすという性格のものであることを湯浅誠さんが分析している。かつての、「よせば」では、「カクオチ」と呼ばれていた、劣悪な仕事の形態そのままのものにすぎない。
「貧困」にあえいだ人が、「貧困」を食い物にする。そのことをあたかも、「再チャレンジ」の典型例のように、もてはやす。メディアも含め、この国はいったいどうなっているのか。ものすごく悲しくなるような番組でもあった。
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