« レッサーパンダ 次郎 逝く… | トップページ | 「もう一つの『東京裁判史観』」 »

2007/08/22

保育料滞納に垣間見る「貧困」

 給食費に続いて、今度は保育料を問題にするというようです。そして、どうしても保護者のモラルの問題にしたいようです。なんとか再生会議が、議論するように、親のモラルの教育が、こうした問題の解決の最大のポイントだと言いたいようなのです。

保育料滞納90億円 06年度 8万6000人、保護者の3.7%(東京新聞)

 全国の認可保育園で二〇〇六年度に保育料の滞納が八十九億七千万円に上ることが二十二日、厚生労働省の初の全国調査で分かった。保護者の3・7%に当たる約八万六千人が滞納しており、滞納が増えたとする自治体のうち65・9%が保護者のモラルの低下を原因に挙げた。
 厚労省は同日付で対応強化を求める通知を各自治体に送付。滞納の初期段階での家庭訪問や悪質なケースへの差し押さえ徹底などを要請している。
 保護者数は保育園に通っている子ども一人に対し一人と計算。滞納額は本来の保育料総額の1・9%だった。
 滞納額の割合が滞納者の割合に比べて低いのは、保育料は所得によって決められることから、低所得の保護者の滞納が多かったためとみられる。…

 調査の結果にあらわれているように、低所得の保護者の滞納が多いのは事実なようです。であるならば、その家庭の生活の実態がどうなっているのかについてのていねいな調査が必要です。ここには、当然、極端に収入の低い母子家庭の「貧困」の問題や多重債務による「貧困」がゆえの滞納が予想されるからです。ほんらい、こうした「貧困」の発見は、行政の役割であるはずです。にもかかわらず、「保護者のモラル」を最初にあげ、効率的な集金こそが行政の役割だというのでしょうか。
 まずは、実態をていねいに明らかにするような調査と、実態に見合った対策を求めたいものです。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« レッサーパンダ 次郎 逝く… | トップページ | 「もう一つの『東京裁判史観』」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/16207141

この記事へのトラックバック一覧です: 保育料滞納に垣間見る「貧困」:

» 認可保育園の保育料滞納額が全国で90億円にも!! [痛いニュースの森]
なんとも頭の痛いニュースです。 保育料の滞納が、全国の認可保育園でなんと90億円にも のぼっていることがわかりました。 90億円ですよ。 この滞納分は、自治体の予算の中で補っているんでしょうか? だとしたら、頭が痛いくらいじゃすまされませんね。 ...... [続きを読む]

受信: 2007/08/23 06:17

« レッサーパンダ 次郎 逝く… | トップページ | 「もう一つの『東京裁判史観』」 »