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2007/07/17

人間魚雷回天

 くそ忙しいなかを、必要に迫れられてなんとか見たDVD。

D111405171 戦争映画の最高傑作という人もいるこの映画がつくられたのは52年前。この事態の反戦の強い思いを、表している。同時に、この時代の特攻というものを直接体験した人たちの証言をもとにつくられているだけに、その内容には、つくりものの臭いはない。出陣前の兵士たちの苦悩や荒れ、学徒出陣で大学から志願してきた予備仕官たちを不当に差別する当時の軍隊のようすもよく描かれている。出陣の前日にカントを原書で読む士官、「娑婆っ気たっぷりに出陣する」という心情、そして、出陣から、実際の特攻までに苦悩も。
 日本映画には見事な映画が少なくはないということだろう。

 この時代の映画は、1人の主人公より、複数の主人公を描くものが多い。同じテーマを、1人の心情に即して迫ろうとしたのが、「出口のない海」ということだろうか。ただ、正直、こちらのほうに軍配をあげざるをえないかな。

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