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2007/06/12

ドイツの強制労働補償財団:ナチス「負の遺産」完済

 今日は、こんな記事がありました。

ドイツの強制労働補償財団:ナチス「負の遺産」完済 被害者に補償金7104億円(毎日新聞)

 ドイツ旧ナチス時代の強制労働被害者への補償を目的とする財団「記憶・責任・未来」(本部ベルリン)は11日、被害者に支払いを予定していた約43億7300万ユーロ(約7104億円)をすべて払い終えたと発表した。00年8月設立の同財団は、翌年から旧東欧を中心に生存する強制労働の被害者に補償金を支払ってきた。補償金を受け取ったのは100カ国以上の約176万5000人に及ぶ。受給を歓迎する声がある一方で「支給が遅すぎた」との批判もある。…

 ドイツの、「過去の克服」の最後の取り組みともいわれるこの事例については、もっと勉強したいと思います。日本では、「時効」と「賠償権放棄」によって解決済みという法解釈が、最高裁でおこなわれているわけですが…。

 最近、ちょっと考えていることは、日本のこうした戦後補償にかかわって、戦争当時と現在の国際法への態度についてです。たとえば、最近、伊香俊哉さんの『満州事変から日中全面戦争へ』という本を読んでいるのですが、これがなかなか勉強になっています。「慰安婦」の問題もそうなのですが、日本の現在の姿がよく見えてくる感じです。
 たまたま、今日も帰りの電車で、T大のTさんといっしょになったので、この本を紹介し、感想を言ったのですが、Tさんは、これに対し現在の集団的自衛権の見直しの懇談会の国際基準から見てもの異様さというのを気にしておられました。
 いろいろ考えるべき問題は多く、しかし、そのポイントに、こうした世界の流れのなかで、日本という国と過去と現在をどうみるのかという問題もあるように思います。

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