視点
昨日。写真展「視点」に行ってきました。もう10年近く、毎年見に行っていますし、このブログでも毎年、その様子を紹介しています。
ことしは、東京都美術館内の会場も変わり、広くなりました。写真の枚数も増え、見るのに一苦労でした。全体として、形式美を追求するような写真が増えているのは、この写真展でも同じですが、はっとさせられるドキュメンタリーがあるのが、この写真展ならではのものです。若いプロの作品も増えてきたように思います。やはり作品でよかったのは、視点賞を受賞した佐藤英太郎さんの「創痕-戦争の思いと現実・父への鎮魂歌」でしょう。これまでとりだめしたものに新しいものを加え、父親の戦争をテーマにみごとな作品です。小泉首相の靖国参拝を伝えるニュースが、戦争の現代的な意味を問いかけています。
授賞式とレセプションに今年も参加して、何人かの写真家さんたちとおしゃべりをしました。いろいろな写真・作品への思いを聞くことができました。楽しい時間でしたよ。
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