「靖国」派の抱える矛盾か??
つくる会のHPにはこんなニュースがのっている。http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_070531.htm
次期教科書の発行問題に関して協議しました。その結果、「扶桑社側から、教科書発行について示された方針を白紙撤回するとの提案が無い限り、当会からは交渉しない」という方針を決議しました。これは、5月10日の「当会の見解」に基づいて、5月17日に扶桑社との交渉を行い、「再考」の余地のないことが確認された結果を受けての判断です。
つまり、扶桑社とつくる会との関係は、正式に解消されたと言うことである。つくる会のほうと言えば、新会長に藤岡信勝氏を選出、小林会長は解任 新副会長に杉原誠四郎氏という体制で、仕切直しをするようである。
一方、扶桑社のほうは、「日本教育再生機構」理事長の八木秀次氏や、屋山太郎氏、三浦朱門氏などによる新しい執筆陣で、教科書発行を続けるという。
つくる会、別の発行元探す 「教科書改善の会」も発足へ(産経新聞)…扶桑社の教科書の次回検定申請に向けて「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)が発足することが分かった。
政治評論家の屋山太郎氏が代表世話人となり、三浦朱門元文化庁長官らが世話人に名を連ねている。伊藤隆東大名誉教授、八木秀次日本教育再生機構理事長ら歴史・公民の専門学者や現場教師の執筆による改訂版作成を目指す。
これも、説得性、正統性をめぐって矛盾に直面する、「靖国」派の姿が見える事件だろう。
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