« パッチギ!的-世界は映画で変えられる | トップページ | 「中の上」を襲う「貧困スパイラル」 »

2007/06/11

沖縄から2つのこと

 沖縄のことは、なかなか本土の新聞では報道されない。たとえば、一昨日、教科書検定での日本軍関与の記述削除などに抗議する「6・9沖縄戦の歴史歪曲を許さない!県民大会」が開かれ、検定意見の撤回を求める大会決議を採択した。

 その大会の決議では、沖縄戦の「集団自決」が「軍による強制・強要・命令・誘導等」によって引き起こされたことは否定できない事実だと強調している。今度の検定結果は、悲惨な地上戦を体験した沖縄県民にとって到底容認できるものではないという。

 もともと、今回の検定をめぐる文科省の説明は、はっきりいって無茶苦茶である。あえて検定を担当した人間の個人名をだすことはしないが、はっきりいってかなり政治的な行為としかいいようがない。文科省は、大阪地裁における名誉棄損をめぐって係争中の「集団自決」訴訟を挙げているわけだが、その訴訟の内容は、あくまでも一将兵が、命令を出したかどうかについて争われているにすぎない。
 しかし、問題は、沖縄ではすでに軍から、米軍が上陸してきたら、軍とともに玉砕せよという教育が日常的になされてきた。そのために手榴弾まで配られていた。そこまで、軍の支配が構造としてつくられ、その結果に「集団自決」があるということこそが問われているのだ。

 大会決議によると、六月八日現在で那覇市など二十市町村が教科書検定に関する意見書を採択している。県内四十一市町村で削除・修正反対の意見書が採択される予定だという。

 もう一つ、報道されない問題に、辺野古のいまがある。
 敬愛する写真家の森住卓さんが、今度はブログを立ち上げた。そこに辺野古からのレポートが順次掲載されていくという。http://mphoto.sblo.jp/

 6月10日夕方、辺野古につきました。  昨日から防衛施設庁は基地建設の事前調査機器の設置作業を再開しました。以前の作業は土日は休みだったものを今回は関係なくなりふり構わず強行しています。海上保安庁の船艇は巡視船3隻、高速ボートなどの小型船艇は20隻、作業船20隻と反対派を圧倒しています。反対派のカヌーは作業船にしがみつき必死に阻止行動を行っていました。…

 まさに多勢に無勢…。この無法はもっと知らされなければならない。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« パッチギ!的-世界は映画で変えられる | トップページ | 「中の上」を襲う「貧困スパイラル」 »

コメント

一将兵の件ですら、実態はこうなわけですが。

昭和二十三年三月二十六日の集団自決は梅澤部隊長の命令ではなく当時兵事主任兼村役場助役の宮里盛秀の命令で行われた。これは弟の宮澤幸延が遺族補償のためやむえ得えず隊長命とした、ためのものであります

この程度は調べないと。で、このことは沖縄タイムスも知っているはずなんですよね。

投稿: 嘘は嘘 | 2007/06/23 13:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/15401834

この記事へのトラックバック一覧です: 沖縄から2つのこと:

» 集団自決修正への反対の動き [飯大蔵の言いたい事]
 本土の新聞では見かけなくなった沖縄の集団自決の軍関与を修正した教科書の問題。沖縄では記事になっている。 [続きを読む]

受信: 2007/06/12 00:58

« パッチギ!的-世界は映画で変えられる | トップページ | 「中の上」を襲う「貧困スパイラル」 »