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2007/05/23

なぜ「靖国派」と財界がむすびつくのか

 靖国派の話題を続けます。
 「構造改革」をすすめた小泉政権にかわって登場した、安倍政権は、その構成員が、日本会議という靖国派でしめられていることは、発足当初から注目されていました。しかし、なぜ、新自由主義という「自由」で「グローバル」な「改革」を求める、財界までもがこの、安倍政権を支援するのでしょうか。

 「教育再生」というものも、その内容を見れば、きわめて復古的であることがわかります。しかし、教育再生を、民間の側からひっぱる靖国派の組織であるといえる教育再生機構にも、経団連のメンバーが名をつらねたりもしているのです。

 きょう、GAKUさんのブログで、次のような提言があるのを知りました
「10年後のビジョン-目指すべき国の姿-『再び、誇りの持てる国へ』」
「教育再生に関する意見・要望 ~教育再生会議第一次報告を踏まえて~」
 いずれも、関西経済同友会の手によるものです。ここでも、靖国派と財界との奇妙とも言えるむすびつきが見られます。

 ここでは、「かつてのような美しい日本を取り戻すためには、日本人が、その根底に受け継いできた美意識を呼び覚まし、自らの美しさを再生していけるような教育の改革が必要である」とまで言い、教育勅語を礼賛して、現代版の教育勅語の制定を提案しているのです。

 私は、かつて、このブログで、「強い国家づくり」というのが、この2つの勢力をむすびつけるキーワードだと言うことを言ってきました。それま、まちがいなくそうなのですが、実は、より根が深いというのが感想です。高い学力と規範意識を財界は求めています。しかし、そこで求める処方箋は、競争の強化と、戦前につながる「道徳教育」というのでは、何ともはやです。

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日本は何時までもアメリカに守ってもらっていないで、自力で国防をという事を言う人が、大勢有るようですが、 日本は未だ嘗てアメリカに、守ってもらったことなど無いのではないでしょうか。 敗戦後の日本が、占領軍... [続きを読む]

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