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2007/05/26

メタボラ

Photo_8 まいったなあ。これが感想。桐野夏生の本は、ずけずけと、人の心のなかに踏み入ってくる。孤独、妬み、嫉妬、劣等感、渇望、そして絶望。
 メタボラという言葉は、新陳代謝っていう意味だ。まるで現代社会が生きるために新陳代謝をすすめるために、排除していく世界の、そんな物語だった。
 DV、家庭崩壊、派遣・請負、ニート…。ラスト・シーンは、まだ見ぬ絶望があるということなのだろうか。絶望を冷たく見つめる。そこに、何かを見ようと言うのだろうか。10日間ぐらい、落ち込むなあ。いつものことだけど。

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