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2007/05/19

なぜ議論を隠すのか

 今年のサミットでも地球温暖化は重要なテーマになると言う。日本政府は、積極的なイニシアチブを発揮すると、安倍首相は意気込んでいるという。提案の内容が、この1週間ほどのあいだに、さまざまに新聞でも報道されている。何でも、来年の「北海道洞爺湖サミット」で、その宣言をおこないたいというのだ。

08年サミット 名称は「北海道洞爺湖」 首相発表、日程7月7-9日(北海道新聞)

 …また首相は「来年の(サミットの)テーマは環境・地球温暖化問題になる」と述べ、温暖化防止策が主要議題になるとの認識を重ねて示した。
 そのうえで「ポスト京都議定書に向けて(米国、中国など温暖化ガスの)主要排出国を枠組みの中に入れていく努力が大切だ。日本の省エネ、環境に関する技術を生かしていく。日本がイニシアチブ(主導権)をとっていくテーマだ」と述べ、今年六月のドイツのハイリゲンダム・サミットでの取り組みも含め議論をリードしていく考えを表明した。

 ところが、15日の経済財政諮問会議では、この地球温暖化が議論のテーマになったのだが、何とこの部分は非公開というのだ。大田大臣の記者会見では

 今日の諮問会議の議題は3つです。地球環境問題、社会保障制度改革、それから税制改革、これは4月25日の続きです。
 1つ目の地球環境問題につきましては、非公開ということにさせていただきました。サミットまで1カ月を切っておりますので、議論の内容が外交交渉上大きな影響を与えるということで、非公開にさせていただきます。したがいまして、資料、私からの議事概要の説明、それから通常3日後に出されております議事要旨については非公開ということになります。御了解いただきたいと思います。…

 議事要旨は、以下のとおり
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2007/0515/shimon-s.pdf

 国家の安全保障に関わる重要な機密とでもいうのだろうか。それとも地球温暖化を外交上の重要なとりひき材料というのか。
 考えられるのは、アメリカと調整が完了しておらず、アメリカへの配慮ということだろうか。いずれにしても、異様な政治の姿がここにも示されているというほかない。

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