拡大する靖国をめぐる矛盾
改憲をめぐってタカ派(靖国派)の動きは活発だが、そんななか、靖国参拝について明言しないとする態度をとっている、安倍首相が、こんなことを。
首相が靖国神社に供物 春季例大祭、私費で5万円(中国新聞)安倍晋三首相が四月二十一―二十三日に行われた靖国神社の春季例大祭に「内閣総理大臣」名で供物を奉納していたことが八日までに、同神社や首相周辺の話で分かった。五万円の「真榊」と呼ばれるサカキの鉢植えで、ポケットマネーで支払ったという。靖国神社によると、首相による奉納は一九八五年八月十五日の中曽根康弘元首相以来、約二十二年ぶり。…
憲法上も、これは明らかに、政教分離原則に違反するというのが一般的な見方だとは思うが、こうした行動は、特異な歴史観をもつ靖国と首相が一体であることをしめしたことになり、政治的にも、追いつめられとなかでの愚行ともいえる。早速、韓国外交通商省は八日「極めて遺憾」と批判の論評を発表している。
そんあなか、一方でこんなこともった。
日本遺族会、分祀問題含め話し合う勉強会 都内で初会合(朝日新聞)日本遺族会は8日、靖国神社のA級戦犯の分祀(ぶんし)問題などを含めて話し合っていく勉強会の初会合を都内で開いた。A級戦犯合祀(ごうし)については、昭和天皇が不快感を表していたことを示す富田朝彦元宮内庁長官のメモなどが昨夏以降、明らかになっている。遺族会は「合祀は靖国神社自身の問題」としてきたが、会長の古賀誠・自民党元幹事長は同日、記者団に「いろいろ世論がある中で、遺族会が逃げてばかりはおれない」と語った。…
世界でも、日本の常識的な歴史認識にも相容れないと言える、靖国史観固執する限り、矛盾が拡大するだけであることを示しているとも言える。
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