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2007/05/21

神戸A事件 被害者と加害者の10年

20070520 二男は、今朝も6時過ぎに家を出ていく。弁当づくりのため、今日早起きをして、深夜に放映されたNNNドキュメント07「神戸A事件被害者と加害者の10年」を見る。この事件から、ちょうど10年の月日が流れた。
 被害者は、長男とほぼ同じ年齢。なおかつ私も男の子の父親であるから、この事件は、そんなに他人事とも思えない。 犯人確保の報道は、たしか土曜日の夜8時頃。キャンプについてか何かの学童保育の会議のときだったと思う。
 番組のそのものは、被害者の10年を照らし出す。その月日はとてつもなく重い。被害者と加害者の10年というのなら、もう少し、加害者についてていねいに報じてほしかったという感想もある。それはむずかしい面もあるだろうが、当時は、異例に公表された審判決定書の内容に即してなら可能であったはずだ。とくに審判の決定にかかわっては、番組の取り上げられたかは、やや不正確な感じがした。それでも、加害者の矯正教育にかかわった医師のインタビューを入れながら、加害者の月日も、可能な限り映し出そうとした点は評価できる。それだけに、裁判官が、審判の決定に込めたなぜ少年の性的な暴力性への絶望にまわりが気づけなかったのかという社会的なまなざしや少年への願いを少しでも伝えられなかっただろうか。

 被害者家族の語りは、命というものの重さと十分に伝え、胸をうつ。この人たちの語りの真実は、とてつもなく重い。加害者が、いまだ20代前半という年齢で、命の重さへの贖罪という課題を乗り越えていく困難さは、想像にあまりある。そして、そのことは願ってやまない。
 犯罪から取り残される被害者の権利については、切々とふれながら、あえて、厳罰化という点については、抑制的に報じた番組だった。それだけに、少年の「暴力」というものに、われわれはどう向き合うのか、真摯にそのことを問いかけているようにも感じた。ほんとうに重い番組だった。

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