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2007/05/29

驚くべき靖国DVDの中身

 午前中から忙しい日。なかなか疲れがとれなくて困っている。会議もあり、少し手をあいだ時間に、最近話題の靖国DVD=日本青年会議所がつくったアニメDVDを見た。
 先日も紹介したが、この台本はhttp://www07.jaycee.or.jp/2007/strength/modern/modules/smartsection/item.php?itemid=14にある。DVDを見てみて、驚いた。アニメと言えでも、結局は講義である。ほとんど、アニメとしての物語は存在しない。ただ、過去から来た(特攻隊員であった)青年が歴史を語るという講義だ。これでは、若ものたちを導くことに自信がないのか、討論と学習のプログラムまでつくられている。これを、学校にもちこうもうというのだ。

 このプログラムの目的は、

 わが国日本は、戦後から奇跡的な経済成長を遂げる一方で、『勇敢で高潔なる大和魂』、『他を慮る思いやり溢れる道徳心』、『指導者の規範としての武士道精神』といったこの国伝統の精神性は忘却の彼方へと追いやられてしまいました。また、戦後60年以上も経過した今でも『東京裁判史観』に苛まれ、外交問題、とりわけ近隣諸国との関係においては、日本人としてのリーダーシップを発揮できず、時には真実に目を覆いながら現在まで歩んでまいりました。

 そのような行動は正しい歴史観の確立を妨げるばかりか、礼儀作法に始まる道義国家、美しき日本の精神文化までを葬り去ってしまいます。いまこそ、私たちは日本人としての視点から次代を担う子どもたちに確かな歴史を伝え、この国を創ってこられた先人を敬い、家族愛、郷土愛から繋がる国を愛する心を育んでいかなければなりません。国を愛する心を育むためには、まず日本の素晴らしさを知ることが大切です。
 私たちが次世代に託すべき日本の素晴らしき歴史、精神性をこのプログラムを通じて伝えることで自然と心情から沸き起こる気持ち、本当の意味で国を愛する心が芽生え「日本に生まれて本当によかった」と子どもたちに感じてもらいたいと思います。

 とされている。

 もはや説明のない偏狭な内容である。中身も、「靖国史観」そのものである。それを、こともあろうに、文部科学省は今年度の「新教育システム開発プログラム」の委託事業として採用しているのだ。やり方が、詐欺的でもある。なぜならば、この「新教育システム開発プログラム」は、研究内容を公募し、採択された団体に委託費を提供しするのであるが、採択にあたって研究内容の審査をする文科省の有識者会議のメンバーには、青年会議所の池田佳隆前会頭自身が加わっているのだから。自分で自分を選ぶなど、公的な機関のするべきことではない。

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コメント

あなたこそ、偏った意見ですね。

投稿: ふふふ | 2007/06/01 18:24

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